怒濤の本番当日!!!仕込み、場当たり、ゲネ・・・ま、小さなトラブルはあったけど、ほぼ舞台監督の立てた予定通り進み、定刻開場、定刻開演する事が出来た。 開場時間前から続々お客さまがお見えになり、ロビーで30人以上がお待ちになっていた。うれしい誤算! 開場後もお客さまが途切れる事なく来場され、当日券も予想を上回る売れ行き! 開演時間前に客席は8割方埋まっていた。 みんな頑張ってチケットを売ったし、出来うる限りマスコミにも働きかけたし、チラシやポスターも配ったけど、どれだけお客さまが来て下さるか・・・と、ついさっきまで不安だらけだったのに、こんなにたくさんの方が来て下さって、もう感謝、感謝!です。 肝心の舞台の出来も、昨日の通し稽古以上にいい出来(ちょっとかんだりしたのはご愛嬌)。恐る恐る読んでみたアンケートも、概ね好意的な感想が大半だったので、心の底からホッ。ホッとし過ぎて打ち上げは「ふぬけ」状態でしたが(^◇^;) とにもかくにも第10回公演「正しい夜の過ごし方」打ち上げました〜〜〜!お疲れ様でした〜〜〜!&ありがとうございました〜〜〜! とうとう最後の稽古日。土曜日なので昼の部(4時間)と夜の部(3時間)の稽古。 昼の部は全員にセリフの確認をする意味で「演技をせずに」セリフを読ませた。抑揚をつけない事、感情を入れない事、正しい発声をする事、声の響きを確認する事、意味を味わう事を要求した。この期に及んで何でこんな事をするんだ?という不満げなオーラを出しているキャストもいたが、有無を言わせず約1時間掛けて最後まで読み通させた。 読み終えて、「どう?」と聞いたら、とても難しかったと言う感想が多かった。今まで何度も「家で台本を読む時は声を出すな」と言い続けてきたが、その意味が少しわかったようだった。一人で声に出してセリフを読むと雰囲気に流されて客観視できなくなり、中味の薄い、抑揚だけのセリフ回しになりがちで、一旦そういう癖がつくと(自分は気持ちいいものだから)なかなか矯正できなくなってしまう。あらためてセリフをリアルに感じてもらうために、このタイミングで敢てこのトレーニングをやってみた。「ばくち」かな?とも思ったけれど、いい化学反応(?)が起きたみたい。 残りの時間で長台詞の調整をし、一旦解散。夜の部は最後の通し稽古とした。結果、昨日とは雲泥の差! 今までで一番いい出来かも。「無駄な間」がなくなり、コミュニケーションがしっかりと取れ、セリフも聞き取りやすくなった。「ばくち」に勝ったかもY(^O^)Y・・・あとは明日の本番を待つばかり。 稽古できるのは残す所あと1日。集中力しかないね。 FM岩手のバイタミンハウスで公演情報を告知してもらった。一昨日録画した一関テレビのオンエアも確か今日だったはず。マスコミ効果でお客様が増えたらうれしいな。 芝居の寸が縮まらない。困ったなぁ。何が困るって、稽古時間が短いので、通し稽古が最後まで行かない。テンポアップしなくちゃいけないのはわかってるんだけど、芝居の性質上めったやたらに早くするわけにも行かないし・・・難しい選択だぁ。 キャスト一人一人に最終課題。サブテキストが貧弱なので、膨らますための要素を提示。役の深みが増せばもっと生き生きした舞台になるはず。キャスト諸君、こういうことが本来の「役者のお仕事=役作り」なんだよ。 稽古後スタッフ会議。搬入と仕込みの段取り確認。 一関テレビの取材。インタビューと先日の中ホールでの稽古の様子をまとめて、公演予告としてオンエアしてくれるらしい。チケットプレゼントと当日の割り引き(よくある「合い言葉で前売り料金」ってやつ)の提案も受け入れてもらったので、宣伝効果に期待! カメラが入ると生き生きするヤツと緊張するヤツがいる。演出の立場じゃなく観客的におもしろがってしまった。いけない、いけない(^◇^;) 2度目の中ホール稽古。出はけの確認、暗転中の動き、声の通り等をチェックしつつ、19日の続きをした。 昼間の自主稽古で何かあったのかな。芝居がぶれているキャストがいた。ここで妙ないじられ方をするとかなり痛い。明日もおかしかったら・・・イヤ、先回りして不安になるのはやめておこう。 トレーニングでちょっといいものが出てきた。これが深くなるといいんだけどな。いいものを壊さず伸ばしていくのは、デリケートな部分があるから慎重にしないとねぇ・・・って、そんな悠長な事言ってる時間あるのか? 時間との戦いだな、これは。 予定していたより芝居が長い。テンポが悪いせいだと思うが、緩慢な感じ。それと、役の膨らみがまだまだ不十分。 セリフの抑揚や表面的な身ぶりで芝居をごまかしているより、セリフが下手でも役になろうとしている役者の方が魅力的なんだけど・・・ 夕方、メイクレッスン。今回はコヤがいつもより大きいので、ちゃんとした舞台メイクをしてもらわないと「カオナシ」になる恐れあり。ドウラン使いの基本にチャレンジしてもらった。 全員稽古の前にセリフ術の個人特訓。心の動きを大切にしたいので、セリフ術をうるさく言いたくないのだけれど、心が動いていても伝わらなければしょうがない。前半を細かくチェック。後半は自分でやってみるように指示。 その後、公民館で稽古。日々新聞の取材が入った。今回はどんな記事にしてくれるのかなぁ。 中ホールでの初稽古。見切れや地ガスリ、高さの問題等、現場じゃなきゃわからない所をチェック。その後、軽く通してみた(半分で時間切れだったけど)。やはり芝居のサイズが小さいなぁ。これからの1週間で修正していかなきゃ。 稽古後スタッフ会議。照明&音響のキューの確認、暗転、板つきの確認。仕込みの確認等等。明日舞監中心にもう一度確認作業。 昨日の通しで気になった所を直す。複雑な変更は予め紙に書いて当該キャストに渡し、確認してもらった。エンディングも良いアイディアが閃いた。実際にやってみてもらう・・・まぁいい感じ。これで固めていく事にしよう。 初通し稽古。もっとボロボロになるかと思いきや、流れはできていた。細かい芝居はまだまだだけど、概ね役も掴めているし、残りの時間でどれだけクオリティを高めていけるか・・・集中力の勝負かな。 やっと最後まで辿り着いた。明日は通し稽古するぞ!・・・やや見切り発車か? いなかったキャストに決まったミザンスを伝え、次のシーンへ。エンディングの形が決まらない。どういう終わり方にしたら、余韻を残して終われるか、もう少し考えてみる必要がある。音と明かりに頑張ってもらおうか・・・ もうすぐエンディング、という所まで辿り着いた。もう少し、もう少し・・・ キャストが揃わない・・・代役を立ててミザンスを決めていく。本役になったとき、修正は必至だが、とにかく進めないとスケジュールがかなりきつくなってしまう。止もう得ない。 昨日から山場のシーンの稽古に入っているのだけれど、キャストのバランスやら細かい動きやら今まで以上に「絵」作りが難しい。あっという間に稽古時間が終ってしまう。時間が足りなぁ〜い!!! 稽古場蜂騒動! 蜜蜂らしき小型の蜂が3匹、次々と稽古場に乱入。5月に蜂に刺されている私は腰が引けてしまう。大騒ぎで蜂退治をしてから稽古に入る。こんな事があると妙なテンションになってしまいなかなか集中できないなぁ…修行が足りない? チケット、チラシ、ポスターが出来上がりました。いよいよチケット販売!お客さまが少ないと寂しいから、みんな、頑張って動員しようね! 舞台に出てくる役者の数が2人から、3人、4人と徐々に増えてくる今回の芝居。そろそろ動きや立ち位置が複雑になってきた。交通整理もパズルの様相を呈してきた。頭フル回転! チケット、チラシ、ポスターの最終校正、夜は毎日稽古なので、お昼休みを利用して無事終了。大急ぎで印刷してくれるって。印刷屋さんに感謝、感謝。 日曜日は昼から8時間(お食事タイムがあるので実質7時間)の稽古。集中力を使うので、終った途端、頭が真っ白になる程疲れた。家に帰り着くと「ネジがきれた」ように就寝。 パンフレット用の写真を撮影。考えたら劇団には宣材写真がない(アマチュアだから当然か?)ので、この際だから宣材を兼ねる写真にしようと思ったけれど、使い捨てカメラで果たしてどんな写真になるのか・・・現像されるまで予想もつかない。 早出のトレーニングに参加する人が増えてきた。前回の公演まではこんな事はなかった。うれしい反面、精神的疲労が大きい。でも、せっかくのやる気をスポイルするのは本意じゃないから、来るもの拒まず!だ。自分の集中力を高めて、みんな受け入れるぞ!どんとぶつかってこい! 早出特訓1号に早くも効果があらわれた。本人も「不思議なんだけど、稽古もトレーニングも楽しくなった」と言う。実際稽古している姿が楽しそうだし、自然で生き生きしている。表現力はまだ不足しているけれど、存在感が出てきたので、あとは稽古を重ねれば自ずと道は開けてくるだろう。こういう姿を見ると、本当にうれしいし、何だかこっちがパワーをもらったような気になって、もっと頑張ろうと思ってしまう(単純?) 少し「絵」が見えてきた。と言ってもまだ、始めの部分だけなんだけどね。でも、始めがはっきりした「絵」になれば、後の方は「絵」が作りやすくなる。 願わくば今のシーンに出ていないキャストが、今やっている「絵を作る作業」を見逃さずにいて、自分の出番が来た時に、自分から「絵」を描いてくれるといいんだけど…。 早出特訓第1号の2回目。稽古場に着いたら希望者(?)もう1人いた。2人同時に解放トレーニング。新たにトレーニングに加わった子のしっぽがまだ掴めない。しっぽを掴むにはもう少し時間が必要かも。 遅れていた制作がやっと動きだした。ポスター、チラシ、チケットのデザインを決め、印刷会社に見積もりをもらい、発注、原稿を入稿した。 デザインの準備はしていたものの、結局最終稿を一晩で仕上げたので、寝不足!!!である。(=_=)
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