05年8月の稽古帳

8/31

ちょっと緊迫感のあるシーンを始めたんだけど、動きが固くって、あっと言う間に時間切れ。もっともっと時間が欲しいなぁ。

<業務連絡>
9月前半の稽古は月・水・金・土(18時〜)・日(13時〜)です。稽古日数が増えるので、体調管理に気を配って下さい。

 

8/29

海草(ワカメ、昆布、ジャイアントケルプ等)になって、海の生き物(海老、小魚、クラゲ、ラッコ等)と戯れてみる。楽しく遊べた人もいるし、悲しい思いをした人もいる。動きながら感情を出していく事が、少しずつだけれど出来るようになって来たようだ。

ちょっとラブラブなシーンを練習・・・ちっともラブラブじゃない。話の流れを理解していたら、このシーンは「ハートマーク」が飛び交うシーンだって判るはずなんだけどなぁ。なんでそんなに事務的に台詞を言うかなぁ。状況を説明したら「あ!そうか」とまるで新たな発見をしたような反応・・・ちゃんと本読めぇ〜(~_~;)

 

8/26

稽古場にピンポン球が落ちていた。みんなでランダムにキャッチボール(?)。こういう遊びでも個人個人の内的リズムやコミュニケーション能力が出る・・・んだけど、自覚してるのかなぁ(?ι?)。ただ遊んでいただけの人もいたみたい(ーー;)

何度やってもチットモ変化のないシーン。とうとう「振り付け」に入ってしまいました。

 

8/24

気をゆらす事から始めて「楽しい」を作り出そうとしてみたのだけれど、上手く出来た人とそうじゃない人の差が・・・「楽しい」は個人差が大きいのかもしれない。

あたまのシーン、一応「決め」を出しました。内容的にはまだ薄いけど、厚みをつけるのはこれ方と言う事で。

 

8/22

次々と変わるリズムに合わせて動く。リズムや動きの変化によって変わっていく内的情緒の変化を感じるトレーニング。運動量がかなり多かったので、その後のリラックスはいい感じ。何もしなくてもこの位リラックスできるといいんだけどねぇ。

シーンの練習。これまで何度も繰り替えしていた若者のシーンの「決め」を出しました。感情の再現性はまだ不安定だけれど、流れはつかんでいるようなので、今後の成長に期待。

 

8/19

シーンの練習を優先したいと言うので、トレーニングをせずに練習に入ったが、堅くて自由度が低い。「気」が動いていないせいだろうなぁ。今日はそのまま続けたが、やはりトレーニングから始めたほうがいいように思う。

 

8/17

「気」をゆらして、弾ませて・・・楽しく遊んでみました。エネルギーを発散させた後のリラックスはみんな良い顔をしているなぁ。気持ちよさそうだったので、みんなで「芋虫ゴロゴロ」をやってみた。「芋虫ゴロゴロ」をすると、なぜか笑い出すんだよねぇ。「芋虫ゴロゴロ」には、人間の五感を刺激する「秘密」があるのかもしれない。

シーンの練習、見せることを意識した「動き」について、細かくチェック。実際に何通りかの動きをやって、その違いを実感してもらった。

 

8/15

・・・出席者1名・・・お盆中だからしょうがないかぁ。本人の希望で集中トレーニング。

 

8/12

身体の中に「気」の動きがあると言うことを感じるのは難しいことなのかなぁ? 私自身は(余り身体が丈夫じゃなかったせいか)芝居を始める前から何となくそういうことを意識していたので、トレーニングを受けた時もすんなり受け入れられたんだけど、劇団の子達とトレーニングしていると、そのあたりの感じが上手く掴めていないような気がする。もっと身体の言い分を聞いて&感じてあげられるようにするには・・・「気付きの感覚」を磨いていくしかないのかなぁ・・・

役者はある時急にヒョイッとステップアップすることがある。今日、その気配を感じさせてくれた子がいた。これからの稽古が楽しみ(∩.∩)

 

8/10

ちょっと変わった身体の使い方をやってみた。日常生活ではまず使わない動きなんだけど、ダンスやマイムではかなり利用価値のある(?)動き。案の定「何だ?」って感じで戸惑っていたようだけど、こういう筋肉の使い方もあるんだよって1つでもわかると、身体の使い方にヴァリエーションが増えるんじゃないかと・・・

頭でっかちにあれもこれもと欲張って、結局自分を縛って何も出来なくなっている子がいる。今ここにいる「役」は何をしたいのか、何を思っているのか。それを導き出すために、いろいろな要素を考えることは必要なんだけど、役としてその場に立った時には、理屈じゃなくて感じて欲しいんだけどなぁ。

 

8/8

解放トレーニングの中で気になるのは、背中の動きが堅いなぁということ(何せ少し前まで背骨が1つ1つ動くと言うことを意識していない人ばかりだったのだから、しょうがないと言えばしょうがないのだけれど…)。水中の海草のまねとか、蛇のまねとかチャレンジして遊んでみた。

その後、声を届けるゲーム。後ろ向きに列んだ人の中からターゲットを選び声をかける。自分に声がかかったと感じた人は手をあげる。このゲームをすると声が届いているかどうかがわかる。もちろん受け取る側の感性も必要だから、100%届ける側の力が試されているというわけではないけれどね。

これまでやったシーンを見せてもらったが、ほとんど代わり映えしていなかった。次回から「見せるを意識した作り」をやらなくちゃいけないかなぁと思った。

 

8/3

今日も重心の移動から初めて解放トレーニングへ。下半身が柔らかく使えない人が多い。腰から下が突っ張ったようになったまま、手や上半身だけを動かしている。結果バランスが崩れやすく、フラフラしている。いくら言葉で伝えても筋肉のコントロールが上手く出来ないようなので、一人一人に(文字通り)手取り足取りで動きを伝えてみた。一度動きを伝えると、違いを認識できるようで、ほとんどの人の動きがだいぶ変わった。自分でこの違いに気が付いてくれると良かったんだけれど・・・

始めのシーンをやってみた。初めてone!の芝居に参加するキャスト(高校時代に演技経験有り)の芝居を見せてもらった。「失敗したくない、認められたい」という思いが伝わってくる。台詞を上手に喋ろうとする余り、形式重視のパターンになっていて、心が感じられない。数年前のone!のみんなの芝居みたい。もっと気楽に&自由に心を動かして表現できるように、これからトレーニングしていこうね、という感じの話をした。

<業務連絡> 5日は夏祭りのため稽古はありません。次回稽古は8日です。

 

8/1

重心の移動から始めて、筋肉の緊張と弛緩のチェック、そして思い(気?)を身体の中でうねらせることによって、内的な「凝り」を自覚し、解放を試みる。だいぶ滑らかな動きになって来たし、解放することに心地よさを感じ始めている人もいたが、動きがパターン化して、かえって筋肉を緊張させてしまっているように見受けられる人も。

先週やったシーンをもう一度見せてもらった。創意の見える人と、何もしてこなかったんだろうなと人目でわかってしまう人がいた。何度も話していることだけれど、改めて「どのように台本を読むのか」と「役を作るとはどういうことか」を話した。

 


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