05年7月の稽古帳

7/29

身体を動かしながら自分の内なるパッションを発見し、解放するトレーニングを仕掛けてみた。前回、身体をしなやかに動かすコツにちょっとふれたので、内心期待していたのだけれど……そう簡単には行かないもんだねぇ(~_~;) 今日の稽古場はサウナ並みに暑かったのもあって、み〜んな汗だく。その姿だけ見たら物凄いハードトレーニングをしたかの様だった。

初舞台を踏むことになる若手の登場シーンをやってみる。自分なりに工夫して来たようだった。が、こじんまりしていたので、もっと大きく芝居を作るヒントをサジェスト。ちょっと考えて込んだみたいだけど、すぐにチャレンジする姿勢を見せた。いいぞ、頑張れ!

 

7/27

歩いたり走ったり(動きながら)声を出すトレーニング。身体が暖まったところで重心の移動とバランスの取り方について説明し、実際に体感(体験?)してもらった。自分の身体を滑らかに動かし、コントロールするためにはこれが上手に出来ないとねぇ…

今度の芝居は回想シーンから始まるんだけど、キャストがいなかったので、2番目のシーンから稽古開始。いきなり動きが激しいシーンなんだけど、役が掴み切れていないので、ぎこちない。一生懸命なぎこちなさなので、おもしろ可愛くもある。これを上手く活かせないものだろうか…難しいか、紙一重になるもんなぁ。

 

7/25

公演体制に突入!と思ったら、集まりが・・・

え〜、来ていたキャストにどういう役作りを期待しているかを話し、軽く読み合わせをして今日の稽古は終った……前途多難か?

 

7/22

感情表現のエネルギーが弱いので「怒りor悲しみ」のパッションを引き出すトレーニング。感情表現というと気持ちだけ作ればいいのだと勘違いしているムキもあるようだが、あくまでも「表現」なのだ。伝える事が出来なければ意味がない。気持ちに固執する余り、胸から下(下半身が)死んでしまっている。

トレーニングの後、出演の意志確認とキャスト発表。今後のおおまかな稽古スケジュールも合わせて提示。いよいよ公演体制に入ります。

 

7/20

音楽に合わせて自分を表現する課題。自分を「見せる」という意識が足りないので、「見せる」事にポイントをおいたトレーニングにした。

その後自分の演じたいキャラクターで「歩く」トレーニング。役をどのように捉えているかが良くわかる。不足分や勘違い(?)を指摘して、それによって変わった動きに触発される気持ちの変化を感じてもらった…(感じてくれたと思う、多分)

 

7/18

今回の芝居の中で、身ぶりで会話するシーンがある。試しに身振り手振りで会話してみた。所謂ジェスチャー? 日常生活でジェスチャーをする機会がないので、やっぱり動けない。ウ〜ン、これはかなり時間がかかるかも・・・

 

7/15

自分が演じたい役を申告してもらい、その役をどういう風に演じたいかをアピールしてもらった後に読み合わせ&長台詞。

役に対するイメージはあるのに表現し切れていない人、言葉に踊らされて役のイメージがぶれてしまう人、表面的な表現に終止して心ここに在らずな人・・・いろいろ。だけど「あ、この役はこの人!」と思わせてくれるような読みをする人はまだいない。

来週中にキャストを決めたいと思います。一層のアピールを期待します。

 

7/13

各キャラクターの長台詞をピックアップして、全員に順番に挑戦してもらった。こういうトライ  をすると一人一人の「癖」が見えて来る。

各キャラクターを演じわけられている人は・・・残念ながらいなかった。

 

7/11

人が少ないので今日も長台詞の練習。台詞をどう処理するか・・・なんて事を中心に練習しました。

 

7/8

スローモーションで水中探検(?)泳いだり潜ったり・・・空想力も使って遊びましょう・・・なんでも有りなはずなのに、重力に逆らえない(~_~;) 肉体は重力に逆らえない。それはしょうがないけど、せめて空想世界では常識や重力から自由になって遊んで欲しかったなぁ。

引き続き指定箇所の読み合わせ&長台詞の読み。長台詞はつい抑揚だけで歌ってしまいがちなので、解釈や表現の方法等をチェック。

 

7/6

スローモーションで鬼ごっこ。スローモーションで動いてみると、いかに自分が無自覚に動いているかが、改めて認識できると思う。肉体を再認識するための第一歩。

配役を決めるための、指定箇所の読み合わせ。

 

7/4

水の中で動くとしたらどんな動きになるかを肉体で探るトレーニング。水圧や水の抵抗を感じる事ができるか…。

手直しした台本を読み合わせ。各々の役に対するイメージや、台詞の解釈等を少しづつ伝えておいた。

 

7/1

目的を持って声を届けるトレーニングと言葉のキャッチボールトレーニングを少し。

メインとなる役の「物語以前の生活や生い立ち」について話し合ったみた。その後、決定した台本を、もう一度通して読み合わせてみた。人数の関係で「ちょい役」をカットする事になるので、そのあたりの変更をどうするか等、考えながら読みを進めた。

 


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