05年5月の稽古帳

5/31

前半の通し稽古。う〜ん、テンポが出ない。見栄えの悪い所を「抜き」で直す。あと10日…かなり不安…なんて言ってる場合じゃないな。集中!

音響にBGMの追加オーダーを入れる。

 

5/30

昨日、やり切れなかった1ページ分をサクッとやって、前半の通しをしようと思っていたのだけれど、予想通り無理だった。1ページどころか、たった6行の台詞が決まらない。何やってんだろう、私…という情けない気分をぐっと飲み込んで、またしても延長稽古を提案。一番問題のあるキャストが嫌そうにしていたが目力で強引に稽古に持ち込んだ。力わざでもなんでも最再低レベルまではやってもらわなくちゃ。そんなわけで延長稽古22:40まで。

 

5/29

シーンごとにチェック・・・の予定だったのに、まるで流れていないシーンの続出で、再構築余儀無しの感。この期に及んで台詞に血が通ってないなんて…読みの浅さが露呈しているのかな? なんだか立ち稽古の延長で一日終ってしまった。明日こそは通そうと思っていたけれど、無理かもしれない。

今回の台本は字面通りに台詞を言ってしまうと物語の流れが創れない本なのに、各キャストが言葉に対する固定観念で安易に台詞を処理してしまおうとしているように見える。理解力の問題? 洞察力の問題? どっちも?

しかし、12時間の稽古は肉体的に疲れる(もちろん休憩や食事は十分に取ってはいたけれど)。終ったら視界が白っぽくなって、脳貧血一歩手前って感じ。参った、参った。

 

5/28

もう!、ひどく流れが悪い。役者の仕事を放棄しているのか、勘違いしているのか・・・私論だけれど、役者の仕事って、与えられた台詞や動きを、役の生理で消化して血を通わせていくことだと思っている。今躓いている役者は台詞や指定されたミザンスを間違いなくやればいいんでしょという感じになっている。台詞や動きの1つ1つがブツブツに切れていて、一人の生きた人物になっていない。ついに説教してしまった。

明日は12時間稽古…って、マジ!? 気力&体力持つかなぁ・・・

★会場のスタッフさんと本番当日の流れを打ち合わせ
★岩手日々新聞社様、取材。
★いわにちリビング様、公演予定掲載(5月28日号)

 

5/27

しつこいようだけど、通し稽古をするって言ってるのに! 立ち稽古で決めたことをまるで無視するかのような芝居をする。相手役とのコミニュケーションがとれていないし、台詞をただ喋っているだけだし…これまでの立ち稽古ってなんだったの? 気を取り直して延長稽古23時20分まで。

★広報「いちのせき」6月1日号、公演予定掲載

 

5/26

通し稽古をするよって言ってあったのに、台詞も動きも確認されていないみたい。通せない。愕然・・・無力感に襲われるが、立ち止まっているヒマはない。シーンごとに確認作業をする事にした(これって、本当は稽古に来る前に役者が各自やっておくべき事だと思うけど…)。

★稽古後スタッフ会議、機材の件、当日のスケジュールの確認、きっかけの確認等。

 

5/25

<立ち稽古・追加>
スルーしていたシーンの立ち稽古。もう通しに入る気でいたせいか、今までより細かいダメ出しをしてしまった。結果進み具合が悪かったので、延長稽古を提案したがパスされてしまった。ま、いいか、私も睡眠不足が続いているし休養も必要だ…って、強がってみる。←強がり? 諦めかな?

 

5/24

各シーンごとに流れを確認しながらやってみようとしたが、初っ端からつまづいちゃった感じ。ちっとも流れてない。こんな調子なの? ヤバくない? ちょっとあせる。

そのうえ、本役でやっていないシーンがある事が判明。…そういえば、代役で軽くミザンスを決めてスルーしてたんだっけ。アチャー。さらにあせる。

 

5/23

今日の稽古参加者:キャスト1名、スタッフ3名・・・私に、何をどうしろというの?

今回の芝居のテーマや役のキャラクター、役同士の関係性等、色々話をして散会( ‐。‐)=3

 

5/22

<立ち稽古20日目>
やっと最後まで辿り着いた。明日は「立ち」の最終として、明後日からは通し稽古にしたい…なればいいなぁ…なるかなぁ?(やや弱気)。今夜も延長稽古を23時まで。

 

5/20

<立ち稽古19日目>
予定より進まない。明日は稽古休みなので、もっと進んでおきたかったなぁ。それにしても、稽古場での稽古より、延長稽古の方が中味も濃く、いい感じで稽古が進むのはなぜ?今夜の延長稽古は22時30まで。

★プログラムの校正。扉のカットがうるさい感じがするので、再考。

 

5/19

<立ち稽古18日目>
次の日曜日から通し稽古にしたいのだけれど、まだ手をつけていない所が…

改めて確認したら、まだ4分の1位手付かずだった。こりゃ時間が足りない。スペースは狭いけど、ウチの離れで延長稽古をする事にした。22時位までと思っていたが、もう少し、もう少しとキリのいいところまでやったら23時になってしまった。でも、かなりいい感じに作り込めた。

 

5/18

<立ち稽古17日目>
シーンの切り替え(転換)がかなりあるので、出ハケや、照明の切り替え、場面変えに気を使わなくてはならない。なんだか頭の中が混乱状態。ちゃんと整理してみよう。

照明の効果についても検討してみたけれど、今回の会場は条件が悪いので、思ったような照明を仕込めるか甚だ不安。ふう、問題山積。

 

5/17

<立ち稽古16日目>
あちこち稽古するので、矛盾が出ないようにつなげるのが大変。早く流れが見えるようにしなくっちゃ。

人物像の掘りさげもまだ不十分だよなぁ。これまでのone!の芝居って、役づくりといっても、役に近付くんじゃなくて、役を自分に引き寄せることで、かろうじてクリアしていたんだけれど、今回はそうはいかない役ばかりなので、各キャスト、かなり苦労していると思う。でもね、これが本当に役を作るという事なんだよ。苦しめ!そしてそれを楽しめ!

 

5/16

<立ち稽古15日目>
う〜ん、どうして立ち話みたいな台詞の応酬に終止してしまうんだろう。朗読劇じゃないんだからさぁ。時間もないし、最終手段かなぁ・・・。役者の生理に考慮しつつ、台詞やキャラクターに合わせた動きやポーズをつけていくことに・・・ほとんど振り付け師?

★プログラムの原稿を印刷やさんに入稿。

 

5/15

<立ち稽古14日目>
立ち稽古の始めの頃にやったシーンに戻って確認してみたら、ボロボロだった。お願いしますよ、時間ないんだから。一度やった所は忘れないで。

 

5/14

<立ち稽古13日目>
雰囲気はよくなってきた。キャストのスケジュールの関係で、飛び飛びに稽古をしているから、全体像が中々見えてこないけれど、半分以上のシーンは形が見えてきたと思う。

★制作の作業&メイクの練習(特殊メイク?!)&メイクをしたキャストの写真を撮影。

 

5/13

<立ち稽古12日目>
ビデオカメラ導入。自分のやっていることを認識してもらうことで、やっと演出が出来るようになった。このまま素直に稽古に集中してくれればいいのだけれど。

★チラシ&チケット出来上がり。

 

5/12

<立ち稽古11日目>
テンポが出ない。集中力がない。芝居として成立していない。我慢も限界かも。

★スタッフの集合写真撮影。

 

5/11

<立ち稽古10日目>
今日もダメだ。攻撃的な態度がなくならない。いつまで待ったらキチンと役者の仕事をしてくれるんだろう。

 

5/10

<立ち稽古9日目>
私の「元気!」を維持できなくなりそう。パワーダウンしてアイディアも浮かばない。

 

5/9

<立ち稽古8日目>
昨日あれだけ話をしたのに、無駄だったのかな...どうなるの、この芝居。はぁ〜〜〜

 

5/8

<立ち稽古7日目>
早くも怒り爆発! 演技について戦うのは当たり前のことだけれど、それ以外の感情的なことで芝居作りを放棄しているなんて、役者としてどうなのよ!

稽古は進まなかったけど、ガッツり話をさせていただきました。役者のお仕事、きちっとやっていただきます。

 

5/7

<立ち稽古6日目>
なんだろう・・・のりの悪いキャストから反発のオーラを感じる。気のせい?…じゃないような。あ〜落ち込みそう。

 

5/6

<立ち稽古5日目>
今日のシーン、役のキャラクター解釈が違っているような気がする・・・読みの時理解してもらえたと思っていたんだけど・・・

明日は土曜日で、いつもより時間があるから、もう一度キャラクターについて話をしてみよう。

 

5/5

<立ち稽古4日目>
3人目のキャラクター登場のシーン。オーバーな芝居で入って来る場面なんだけど、やはりテレがあるのかキマらない。ポーズを多用して乗り切る方針で・・・

 

5/4

<立ち稽古3日目>
やっと頭から少し繋がってきた感じ。楽しくなりそう・・・いや、いや、まだ先は長いぞ!この調子が続けばいいんだけど・・・

 

5/3

<立ち稽古2日目>
なんだか載ってないキャストが一人。どうしても気になったので稽古を中断して個人的に話をした。 反応は弱かったけど、たぶんわかってくれたと思う・・・わかってくれてればいいなぁ・・・わかってくれたよね・・・(微妙に不安)

 

5/2

<立ち稽古初日>
アリ? 出だしから躓いた。え〜っと、そういうキャラじゃないから、その役は。読みの時、違ってたよねぇ、たしか。読みの時のキャラで立ってくれなきゃ、読み合わせした意味がないじゃん。お願いしますよぉ。

 


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