2人1組になって、呼吸、発声とともに身体を動かしつつ、パートナーの動きをまねる(所謂「鏡」)トレーニング。動きの主導権を持っている人に、呼吸&気持ちを合わせないと、同じに動けない。呼吸と気持ちが合えば、双方ともスムーズに気持ち良く動ける様になる…はず。 私と組んだ新入団の子が「自分が主導権をとっていたはずなのに、途中から主客が逆転して、自分が動かされているような感じがした。」という面白い感想を言っていた。 この時、主導権を持っていたのはあくまでも彼で、私は彼の動きを読む事に集中していた。呼吸も気持ちも合わせていたので、ほとんどタイムラグがないくらいに動きをシンクロさせる事が出来た。それなので、彼は自分が先に動きだしたのか、動きを追いかけているのかわからなくなるという、不思議な感覚に陥ってしまったのだと思う。 こういう不思議な感覚の中で遊ぶのは、楽しいし気持ちいい…そう思ってくれるといいなぁ。この種のトレーニングでは、自分の内的変化をおもしろがる事がとっても大切。 読み合わせの後、一応キャスト決定。「一応」というのは、どうしても1人に絞りきれなかった役があって、その役に関してはダブルキャストにしておいたから。立ち稽古を始めた段階で、なるべく早いうちにどちらかに決めるという事で了承してもらった。 ダブルキャストになっている役者は、これから毎日が勝負です。それぞれに創作した「役」を演出にアピールして下さいね。たのしみにしていますよ〜〜〜。 |