04年5月の稽古帳

5/28

体を動かしながら声を出す「遊び」をしてみた。動きに体が反応し、体に心が反応し、心が声に影響を与える・・・声が体を刺激し、動きに変化がもたらされ、その変化が心に影響を与える・・・こういう微妙な連鎖を敏感に感じ取る事が出来るようになると、もっとイキイキしたシャベリが生まれてくるはずなんだけど・・・

未だに古典的な発声練習(足を肩幅に開いて立ち、腹筋を使って大きな声を出す、等)に縛られている何人かのメンバーは、動きながら声を出すのは苦手なようだ。でもね、ちょっと考えてみてよ。直立不動で喋るセリフなんて、兵隊さんの役以外に使い道ある? 

そしてエチュード。まだ勘違いクンや嘘つきクンがいる。自分で気が付かなきゃ意味ないのだから、時間はかかるだろうけど、気長にいきますか。

 

5/26

今日集ったメンバーは、自ら目的を見つけることなく稽古場に来ているようだった。エチュードは一回休み。身体と呼吸の関係を再確認するトレーニングをした。

1つ1つの筋肉や骨格を意識しながら、いかに息を吐き、息を吸い、支え、コントロールするか。自分の体の「癖」や「習慣」を新たに発見して、驚いていた。

こういう発見を喜んで、また次の発見に繋げていくと、「癖」や「習慣」から解放されるのだけれど・・・果たして発見を喜びとして受け入れてくれただろうか。

気づかせることはできても、それを喜ぶかどうかは、気づいた人次第な訳で、強制はできない。だからトレーニングが「点」で終わるか、発展的に「線or面」として広がっていくかは、個人差がでてしまう。そういうモンだよね、トレーニングって。

 

5/19

今回も、1つの設定された「場」に全員が参加する形のエチュードをした。「場」の設定がゆるいので、しかたがないのだけれど、何だか「言ったモン勝ち!」的な発展しかしなかった。共通性のない、突発的な話を投げてくるので、進む方向を見失ってしまう。散漫な展開に終始してしまった。

次回は「各人の目的」に焦点を当てるようなエチュードができたらいいナァ。

 

5/14

12日のエチュードの反省とまとめをした後、再びエチュード、30分1本!

設定とキャラクターを変えてトライ。知らない同志が出会った時、どのように関係性を築いていくか。参加人数が増える程、瞬発力が必要になる。時間を長くする程、持久力が必要になる。初めての人もいたのだけれど、なんとか全員完走! なかなかカモ・・・(^.^)v

 

5/12

20分1本勝負!(プロレスみたい?(^◇^;))で、エチュード。設定と入って行く順番を決め、何があっても(ex.吹き出しても、集中が切れても)時間までノンストップ、と言うルール。

お互いの駆け引きの中で、面白い(思いもよらない?)シーンがいくつか出て来た。こういうのをたくさん集めたら1つの芝居ができる・・・かもしれない。(甘いか・・・な)

 

5/7

エチュード・・・らしきモノに辿り着いた。が、ちょっと物足りない。なんでかなぁ・・・何だか創造的なエネルギーが感じられない・・・かな。

抽象的な言い方しか出来ないけど、演じるって、こう、地面から浮かび上がるみたいな(浮遊感?or高揚感?)が欲しいんじゃないかナァ。

と、いうことで、次回へつづく

 


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