04年4月の稽古帳

4/30

エ〜(^◇^;)、勘違いクンが・・・マ、そういう事もありますよねぇ。今日はちょっと寄り道が過ぎたかも知れませんねぇ。結果、エチュードにはたどり着けませんでした。次回は連休明け。エチュード、やろうね。

 

4/28

1つのシチュエーションを提起しただけで、色々なアイディアが集るもんだねぇ。各人各様の思い付きが出て来ました。複数のアイディアを持って来た人も何人かいたりして。ヒトのアイディアに感心したり、突っ込んだり・・・楽しい&面白い話合いを続ける内に、何となく核になる流れが見えて来たような・・・

一応ラフな形の“プロット”として書き出し、次回から肉付けやらネタやらを挟みながら膨らませ、エチュードに持ち込もうと言う感じ。

まだまだ、道は長いけど、思いの他、みんな喜々としてやっている。こういう姿を見るのも楽しいなぁ(*^_^*)

 

4/21

各人がどんな芝居をしたいか、考えたアイディア(or思い付き)を発表!

こういう事にも個性ってぇのは出るねぇ。ま、当然と言えば当然だけど。本当は某かのプレゼンテーションを期待したのだけれど、どうもそういう事には不馴れのようで・・・

でも、意見の交換は活発にされていたし、自由&多彩な発言が交わされて、ある方向に向って動き出した・・・そんな集団創作初日の風景でした。

来週はエピソードやストーリー&キャラクターについてのアイディアを発表。エピソードを題材にエチュードができたら楽しい事になるかも・・・期待(^.^)

 

4/16

次回公演(11月)をどうするかの話合い。場所も日程も決まっている。中ホールを1日だけ押さえることが出来た。でも、1日だけで、仕込み、ゲネ、本番をこなさなくてはならない。かなりの物理的な制約がある。装置や照明をできるだけシンプルにしつつ、見応えのある舞台を作る・・・こんな難問にチャレンジする訳だ。

しかも“第10回”なのだ。別に特別な意味を持たせなくてもいいのだけれど、なんか“お祭り気分”になりたいじゃない(*^_^*) 「と・く・べ・つ!」のワクワク感!

ここで<無謀>とも言える思い付きを提案してみた。「集団創作をしてみない?」

秋公演まで半年強の時間がある。去年は7ヶ月あったので、前半4ヶ月をトレーニング(身体の使い方やエチュードが主で、メソードまでは辿り着いていなかったけれど)に当て、3ヶ月前から本探しを始た。今回は前半3ヶ月で、アイディアを出し合い、エチュードを繰り返し構成を決めていく、後半はこれまで通り舞台へ向けた稽古、という予定。(万が一、創作が難航しても、それから本探しという方向転換も可能だしね・・・これは「最悪の場合」だけれど)

なにより、考える、創造する、表現する、っていう大切な事を改めてやってみるイイ機会になればいいなぁ。これが実現したら『作:劇one!』ってクレジット出来るんだよ(^_^)v

ブーイングされるかと思いきや、みんな結構乗り気で、来週から始める事になった・・・が、どんな山&谷が待っているのでしょう。一抹(かなり?)の不安が・・・ということで、来週につづくフガ・グ・グッ!

 

4/14

公演後“初”集合日。例によって、反省点や今後の予定を話し合う・・・筈だったんだけど、代表が顔を見せない。仕事が押しているらしい。何だが締りなくダラダラ時間が過ぎていく。

公演の稽古をしている時は「演出」の立場で仕切ったりする事もあるんだけれど、基本的にはフニャフニャしていたい自分なので、フニャって居たのだけれど、このままじゃあんまりかナァと思い直し、この機会にメソードの話など、少ししてみた。

“スタニスラフスキー”が巧く言えないと、笑いながら何度も言い直している姿を見ながら「ン十年前の自分達も、同じように笑ったっけなぁ」と思い出した。歴史は繰り返す?(^◇^;)

 

4/4

照明&音響のキッカケ確認を再度行う。特に照明はそのIN&OUTが芝居に大きな影響を与えるので念入りに指示を出したのだが・・・結果は多くを語るまい(~_~;)

「中日」にあたる11時の回。キッカケ確認に時間がかかり過ぎて、トレーニングをする時間が取れなかったが、スタンバイ中にキャストは自主的に集中トレーニングをしていたようだった。これは進歩かな(^◇^;) 出来は昨日より良かったキャストと良くなかったキャストがいたので、平均すると同じくらいってところ。

昼食後、気になるところの「直し」を少々。休憩後トレーニングをしたのだが、ここでとても素晴らしいことが起った。各々の「嬉しい」に集中していた3人がゴロゴロ転がりながら体中で笑い出した。3人とも嬉しさ、楽しさを押え切れないと言った感じで、文字通り笑い転げていた。

トレーニングを終えた後、3人は口々に不思議で面白い体験をしたと言っていた。頭で考えた「楽しい」を身体で表現するのではなく、自分の身体の細胞から沸き上がってくる押さえ様のない感情(今回は笑いだった)に自分が動かされていたのだ。

芝居をしようとすると陥りがちな落とし穴に対する、これが1つの答えでもあるのだけれど・・・つまり、日常生活では自分が感じる快・不快等が感情として出てくるのであって、頭で考えて怒ったり泣いたり笑ったりしているんじゃない。なのに芝居をする時は身体を無視して、頭で考えた感情を表面的に作ろうとしてしまう。だから無理のある嘘の芝居になってしまう。

身体で感じると心が動くと言うことを各々が体験したのだ。この経験を忘れないで欲しいし、笑いだけでなく、悲しみや怒りも身体で感じて心が動くと言う体験を、これからのトレーニングで経験して欲しい。3人が笑い転げる姿を見て、トレーニングの成果が少しずつ現れているナァと実感し、私は幸せな気分を味わった。ありがと。

で、迎えた千秋楽。張り切り過ぎて空回りをしてしまったキャストがいた。このキャストの芝居はいただけなかったが、芝居としてトータルで見るとこれまでの2回と同じようなレベル・・・かな。これが最後と思うと「スケベ心」が出てしまうんだろうなぁ。

戦闘体制で臨んだ今回の公演も、無事(かな?)に幕を降ろしました。バラシも済んでこれから打ち上げで〜す。さぁ、騒ぐぞ〜〜〜!!!

あ、最後に、『今回「鬼」になって闘った私を見て、「恐い」と思った人もいたみたいですが、公演が終わったらいつもの「のんタン」に戻りますので、恐がらないでね。それから、闘う気なんてなかったのに、私に闘いを挑まれてしまったキャストの皆さん、辛い思いをしたかも知れませんが、各々に手に入れた物があったはずです。それを忘れないで下さいね。ご苦労さまでした。そして、ありがとう!』

さて、来週から、次回公演に向けて「トレーニングと稽古の日々」が再開!ですね。今度は各々どんな「自分」にめぐり会えるんだろうねぇ。トレーニングするのが楽しみだなぁ。

 

4/3

朝から照明の仕込み。今回の舞台は照明に新しい試みを提案していたのだが、実際に「明かり」を作ってみることが出来なかったし、照明担当者のキャリアが充分では無いので、本当のところどういう「明かり」が出来上がるのかが、内心一番の不安材料だった。

危惧していた通り、かなり要求と距離のある「明かり」しかできないことが「場当たり」段階でわかった。器材のトラブルもあり、予定の時間内に場当たりは済まず、キッカケ合わせが不十分なままゲネプロになり、ゲネプロ中に音レベルや、照明レベル&キッカケを指示すると言う、変則的なゲネプロになった。

万が一…と言う思いから、密かに考えていた「繋がり」の芝居を、ゲネプロ後の「抜き」の直しで役者に伝えた。

本番前のトレーニングでは、各々のキャストが見つけた「ワクワクポイント」に集中し、楽しく弾む心を持って本番に臨むようにした。

そして迎えた「初日」の出来は、これまでの顛末(てんやわんや&後戻り)が悪い夢だったかな?と思う程、安定感のあるものだったので、ホッと一息。取りあえず初日は笑顔で帰宅。

 

4/2

やっぱり稽古は出来なかった。ここまで来たら、役者のパワーを引出すより他にやることはないので、基本的な心構えだけ話して解散した。

お客様が楽しめる舞台と言うのは、役者が演じることを楽しんでいる舞台なのだから、心も身体もニュートラルにして、余計なことを考えず、役に集中し、役を充分味わって、舞台の上で「生きる」事を楽しんで欲しい。

明日はいよいよ本番です。笑顔で帰宅したいなぁ・・・

 

4/1

最後の稽古。予告無しに一関テレビが取材に来た。アポナシ?

本番を撮影する下見をかねて、「公演間近!」のスポットを入れてくれるらしい。それは有難いのだけれど、調子を崩さなければいいが・・・と、思ったら、危惧した通りにボロボロ・・・(>ε<)

通しの予定だったが、止めてしまった。ダメを出し、そのシーンからやり直したが、最後までボロボロだった。明日は「仕込み」予定だけれど、終わり次第、稽古をすることにした・・・が、スケジュール的に無理だろうなぁ。

 


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