照明&音響のキッカケ確認を再度行う。特に照明はそのIN&OUTが芝居に大きな影響を与えるので念入りに指示を出したのだが・・・結果は多くを語るまい(~_~;) 「中日」にあたる11時の回。キッカケ確認に時間がかかり過ぎて、トレーニングをする時間が取れなかったが、スタンバイ中にキャストは自主的に集中トレーニングをしていたようだった。これは進歩かな(^◇^;) 出来は昨日より良かったキャストと良くなかったキャストがいたので、平均すると同じくらいってところ。 昼食後、気になるところの「直し」を少々。休憩後トレーニングをしたのだが、ここでとても素晴らしいことが起った。各々の「嬉しい」に集中していた3人がゴロゴロ転がりながら体中で笑い出した。3人とも嬉しさ、楽しさを押え切れないと言った感じで、文字通り笑い転げていた。 トレーニングを終えた後、3人は口々に不思議で面白い体験をしたと言っていた。頭で考えた「楽しい」を身体で表現するのではなく、自分の身体の細胞から沸き上がってくる押さえ様のない感情(今回は笑いだった)に自分が動かされていたのだ。 芝居をしようとすると陥りがちな落とし穴に対する、これが1つの答えでもあるのだけれど・・・つまり、日常生活では自分が感じる快・不快等が感情として出てくるのであって、頭で考えて怒ったり泣いたり笑ったりしているんじゃない。なのに芝居をする時は身体を無視して、頭で考えた感情を表面的に作ろうとしてしまう。だから無理のある嘘の芝居になってしまう。 身体で感じると心が動くと言うことを各々が体験したのだ。この経験を忘れないで欲しいし、笑いだけでなく、悲しみや怒りも身体で感じて心が動くと言う体験を、これからのトレーニングで経験して欲しい。3人が笑い転げる姿を見て、トレーニングの成果が少しずつ現れているナァと実感し、私は幸せな気分を味わった。ありがと。 で、迎えた千秋楽。張り切り過ぎて空回りをしてしまったキャストがいた。このキャストの芝居はいただけなかったが、芝居としてトータルで見るとこれまでの2回と同じようなレベル・・・かな。これが最後と思うと「スケベ心」が出てしまうんだろうなぁ。 戦闘体制で臨んだ今回の公演も、無事(かな?)に幕を降ろしました。バラシも済んでこれから打ち上げで〜す。さぁ、騒ぐぞ〜〜〜!!! あ、最後に、『今回「鬼」になって闘った私を見て、「恐い」と思った人もいたみたいですが、公演が終わったらいつもの「のんタン」に戻りますので、恐がらないでね。それから、闘う気なんてなかったのに、私に闘いを挑まれてしまったキャストの皆さん、辛い思いをしたかも知れませんが、各々に手に入れた物があったはずです。それを忘れないで下さいね。ご苦労さまでした。そして、ありがとう!』 さて、来週から、次回公演に向けて「トレーニングと稽古の日々」が再開!ですね。今度は各々どんな「自分」にめぐり会えるんだろうねぇ。トレーニングするのが楽しみだなぁ。 |