04年2月の稽古帳

2/27

なかなか形が見えてこないナァ。キャストが試行錯誤しているのは良くわかる。でも、何かが足りない。なんだろう・・・言葉にするのは難しいのだけれど、なんて言うか、真剣味が足りない・・・そんな感じ。どこかに「甘え」を感じる。

来週からは週6日の稽古になる。持久戦になるんだろうなぁ・・・気力を失わないように、自分を戒めてかかるぞ! エイ、エイ、オー!!!

 

2/25

これまで稽古をしてきても、役のキャラクターを掴みかねているよだ。各々アプローチのしかたがあっていいのだけれど、自分の生き方に自信のない人程、今回の役は掴みにくいだろう。

人には欲があって、自分をより良く見せようとしたり、背伸びをしたりするモノだ。それは人として成長するのに(ある程度は)必要なことだけれど、見栄を張っている自分や背伸びした自分をベースに役作りをしてしまったら、生の心の動きが出てこない。

ありのままの自分を認めてあげればいいのになぁ。その方が生きるのだって楽になるのに。もっと「素」の自分に自信を持てよ。優等生の皮なんて捨ててしまえ!

 

2/23

キャストが1人しかでてこない・・・今回はどうなっているんだろう。この状態では芝居の稽古は出来ないので、トレーニングにあてた。

内的感覚にアテンションするトレーニングをした。心や身体で感じたことを増幅していくトレーニングなのだけれど、「思い込みで自分を騙す」というトラップにはまりやすいトレーニングでもある。案の定「感じたつもり」になって、虚しい時間を過ごした人がいる。

自分が「感じる」ことより「感じているように見せる」を優先したのだろう。いくら説明を繰り返しても、わかろうとしない人にはわからないのかもしれない。

すべての人にわかってもらえるように話すには、どうすればいいんだろう・・・そんな話し方、あるのかナァ・・・まだまだ力不足だぁ( ‐。‐)=3)

 

2/20

今日は、録音予定。一昨日の低いテンション引きずってるねぇ。

ダメ出ししても、リアクションが薄い。きちんと「答え」を提示してくれない。同じことを何度も言わなくてはならない。無駄な時間が流れていく。やる気あるんだろうか・・・私の気力が萎えてしまいそうだ。

 

2/18

おやァ? 今日はシーンの撮影予定だったのに、デジカメ持ってこなかった〜ァ(`△´) 予定狂うナァ。やる気、削がれるナァ。

気を取り直して、稽古始めたけど、(私を含め)テンション低〜い。( ‐。‐)=3

 

2/16

昨日、大急ぎで作った衣装を着せてみた。着グルミみたいだった・・・ま、愛らしいということで・・・(^◇^;)

 

2/13

2〜3のシーンを除いてはいるが、一応最後迄「粗立ち」が済んだので、頭のシーンに戻ってみた。まだ、役を掴みきれていない時にやったシーンだったので、どうなるだろうと思ったけれど、ずいぶん良くなっていた。細かい所は、まだまだだけど、それは「立ち稽古」になってから、ガンガンいくからね。覚悟しときぃ〜や(^O^)

 

2/11

稽古が、どのような表現方法を使うかペンディングにしておいたシーンに来た。今、私の中にあるアイディアを4つ提示して、キャストと話し合って、1つに決定!とした。

 

2/9

先月個人トレーニングをしたキャストのセリフに、気持ちの流れが見えてきた。技術的には拙い所もあるが、始めの頃のぎこちなさとは明かに違っている。

トレーニングから2週間、彼が激しく葛藤している気配を感じてはいたが、あえて手を差し伸べる事はしなかった。今日の彼の芝居は、彼が自分で手に入れた、彼の作った「役」だ。

この先、どこまで「役」が成熟するか、まだまだ未知数だけれど、この2週間の彼の戦いは、今後の彼にとって、大きな財産になるんじゃないだろうか・・・そうなるといいね。

 

2/8

個人トレーニング2人目。力技でキャラクターを引っ張るタイプの人なので、ともするとどんな役でも同じキャラクターにしてしまう。本人は違う自分を引出したいと言うので、「気付き」のトレーニングを計画したのだけれど、いざトレーニングを始めると拒絶を示す。まぁ予想の範囲だったので、強引にトレーニングを続けると、外に向かって攻撃的になった。

誰にでも認めたくない自分が、自分のウチにある(だぶん)。それに立ち向かわなくてはならないのだから、抵抗があって当然なのだが、それを自分で踏み越えなくては「内なる自分」に「気付く」ことが出来ない。今回はそれを踏み越える事が出来ずに、持て余してしまったパワーを外への攻撃と言う形でこちらにぶつけてきた。

その攻撃を平然と受け流していたら「俺はこんなに切望しているのに、何故もっと俺に教えない」「俺にもっと教えろ」と要求する姿勢に変わってきた。ここまで来るのに3時間かかってしまったので、今日はここまでにした。

今日のトレーニングで、自分の欲求と執着に気が付く事が出来たのではないだろうか。それを自分の中でどのように消化するかで、次回のトレーニングが変わってくる・・・はず。

トレーニングで、トレーナーが何かを与えてくれると思っているウチは、扉は開かれない。トレーナーは飽くまで誘導するだけで、掴み取るのは自分自身だから。

 

2/6

なんだか、少しづつ変化の兆し(もちろん良い方に(∩.∩)) キャストの中に何かが育ち始めているのかも・・・もちろん、まだまだなんだけどね。

明後日はトレーニングの日。先週は「解放」のトレーニングを中心にしたけれど、今回は「気付き」のトレーニングをしようと思っている。どこまで深く「内なるモノ」に気付く事ができるか、辿り着けるか・・・エイ! 気合い入れて行くぞ!

 

2/4

キャスト1名、風邪でダウン。そう言えば、毎回誰かしらダウンするよなぁ。思い返してみると、この1年半、皆勤賞は私1人じゃないか?・・・なんだか複雑な気分だ。

 

2/2

そろそろ衣装等も考えなくちゃねぇ。もちろん私の内には(ラフだけど)イメージがある。キャストだって自分なりのイメージを持って、役作りをしているだろう、と思っていた。・・・が・・・(;_;)(>_<)(`△´)

多くは語るまい。ただ、かなり淋しい気分になったと言う事だけは、書き残しておこう(こういう言い方って、嫌味?(゚▽゚*))

 

2/1

今日はトレーニングを2時間、稽古を2時間の予定で、13時から稽古を始めた。

前から気になってはいたのだけれど、「脱力」と「無駄な力を抜く」の違いがわからない人がいる。「緊張させるな、力抜け」と指示すると、ダランとなって動かなくなってしまう。続けて「動きを止めるな」と指示するとギクシャクと突っ張った動き方をする。で、「緊張させるな、力抜け」と指示する・・・堂々回りだ(~_~;)

余計な力を使わずに動く方法は、今までにも何度か教えてきたんだけどなぁ・・・うまく伝えられていなかったんだなぁ・・・力不足を実感(>ε<)

話しながら「体の堅い私でも余分な力を入れずに動くと、こんなに柔らかい動きができるんだよ」と実演してみせたんだけど、果たしてわかってくれただろうか・・・

自分の身体を意識した事のない人にとって、これは難しいトレーニングなんだ。でも1つ切っ掛けを掴めば、すっと気持ちよく動けるようになる。自力で切っ掛けを掴むまで、気長に付き合うしかないんだよ。だから焦るな自分。まだ、トレーニングは始まったばかりなんだから。

それにしても、疲れた ( ‐。‐)=3 ハ〜・・・

 


to Index
to Top to Next