03年11月の稽古帳

11/28 相変わらず、集まりが悪い。新たな本をもってくる人もいない。いいのか、これで(?ι?)
11/26 (`△´) 欠席者ばかりで稽古も話合いも出来ず。早々に散会。
11/21

脚本の候補が少し出ている。適当に配役(主にジャンケンで(*^_^*) これでイイのか? イイのだ!)して読み合わせ。こうすれば1つの本を一度にみんなで味わう事ができるからね。

 

11/19

会場探し&スケジュール調整、共に難航中。(>_<)

でも、明るい話題もあるぞ! 新メンバーが加入! 今のところ1人だけど、近々にもう1人加入の見通し! 仲間が増えるのは嬉しい事だ(^_^)

 

11/14

会場探し、出端を挫かれた。当てにしていた会場が使えないらしい。だいたい一関には公演が可能な会場が殆どないのだ。その少ない会場をダンス、コーラス、民謡、仕舞、邦楽etcのサークルが奪い合い!しているのが現状なのだ。( ‐。‐)=3

ここで劇団活動をして大変なことは、他にもある。one!以外に演劇活動をしている団体がないので、小道具、大道具、衣装などを貸してくれる所がないのだ。何かを企画すると、すべてを自分達で調達or作製しなくちゃならない。だから時代劇なんてほぼ不可能(ま、one!で時代劇はやらないだろうけど(^◇^;))

もどかしいって言うか歯痒いって言うか・・・
 

11/12

公演後、初稽古…っていうか、集合日。これからの予定や、公演の収支報告など。

反省点:動員の拡大を目指したがそれほどの伸びはなかった。
       ・DM&チラシだけでは動員をのばせない。
       ・次回どのような広報活動をするか。
       ・公演日時に問題はなかったか?
    仕込みに油断(慣れ?)があった。基本に戻って確認作業を
    忘れないようにする。

次回公演:もう少し規模の大きい公演を、春に!
       ・作品と会場を年内に早めに決定し、年末までに配役。
       ・年明けから稽古開始する。
     年内は通常通り水曜日&金曜日の週2体制で。

 

11/2
の分

中日(なかび)&千秋楽(3回公演だからネ(^^;))今夜には打ち上げが待ってる。ハヤ!

朝、キャストの顔を見て不安になった。疲れのせいかもしれないが、緊張感のない顔をしている。舞台監督に交渉して、キャストを開演準備から外し、トレーニングをすることにした。

トレーニングを始めてみると、不安適中。集中力が落ちている。解放トレーニングをこのまま続けると疲労させる恐れがあるので、疲れを取り除く為に急遽イメージトレーニングを追加したが、3人のうちの1人が、気が散って集中出来ない様子。体力は充分ありそうなので、他の2人にはイメージトレーニングを継続させ、その1人に解放トレーニングを仕掛けた。かなり激しいバトルになり、予定時間を随分オーバーしたが、それでも時間切れで、不充分なトレーニングになってしまった。

不安を残したまま中日の幕が開いた。やっぱりテンションの低い舞台になってしまった。セリフの応酬にテンポがなく、無駄な間があちこちに見られ、稽古の時には見られなかったアドリブ(?)の芝居も出てきた。初日のお客様の反応が良かったので、ウケ狙いをしているのじゃないだろうか。

それがコワイから昨日は褒めなかったのに、逆効果だったかナァ。褒めた上できっちり釘をさしておいた方が良かったのかもしれない。

千秋楽までの空き時間は短いのでトレーニングは出来ない。最低限の釘をさす事にした。その上で「相手のセリフを聞く事」「役に集中する事」「芝居を楽しむ事」の3つをアドバイスして舞台に送り出した。

中日よりはいい舞台になったが、初日の出来には遠く及ばなかった。あとで聞くとキャストは千秋楽が一番気持ち良く芝居出来たと言っていた。たぶんそうだろう。役の感情は千秋楽が一番強く出ていた。でも、役者が感情に負けて、体に無駄な力が入り役として生きていなかった。俗に言う「熱演芝居」になっていたのだ。こういう芝居はお客様を置き去りにして、自己陶酔の自己満足になってしまうのだ。

今回は難産だったけど、収穫もたくさんあった。キャストは3人とも(たぶん初めて)「役を作る」という作業に(苦しみながら)挑戦し、私の要求に(少なくても)80%は答えてくれたし、科白を言う事が演技ではないのだという事も体でわかってくれたし、「板の上で生きる」方法のしっぽを捕まえてくれたと思う。

10日程休んで来週からまた稽古だ。解放&コンセントレーショントレーニングは、実はトレーナーにもハードなトレーニングなんだよ(私、意地張ってましたが(^.^))。ですが、みんなが興味を示しているので、希望があればいつでも、体力の続く限りトレーニングします。(宣言)

ア〜、本当は自分がトレーニング受けたいんだよねぇ。誰かトレーナーになってくれ〜〜。

 

11/1
の分

公演初日。ゲネプロはまるで集中力のない舞台だった。このままでは人様にお見せ出来ない。かと言って、1つ1つダメ出しをして、直していく時間は残されていない。開演時間から逆算すると使える時間は1時間だ。照明、音響、舞台の直しを各々のスタッフに伝え、キャストを控え室に集め、解放&コンセントレーショントレーニングをする。小1時間のトレーニングでキャストの体から余計な緊張が取れ、顔付きも心無しかスッキリとして、イイ顔になっていた。

そして迎えた初日の舞台。今までで1番いい芝居を見せてくれた。キャストは3人とも舞台空間で活き活きと各々の役を生きていた。お客様を送り出し、片づけをしていたら、安堵感で体がどっと重くなった。

今日は大きな収穫があった。1つは、キャストだけでなくスタッフも、解放&コンセントレーショントレーニングに興味を持ってくれた事。もう1つは、思っていた以上にこのトレーニングが有効であると言う事を、私自身が再確認した事。

解放&コンセントレーショントレーニングは精神的にかなりハードなトレーニングなので、普段の稽古でどのように導入していこうかと、正直な所迷っていた。苦肉の策だったが、今このタイミングで思い切ってトレーニングをした事で、今後の稽古に良い影響がきっとあるに違いない。


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