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| | | | | | 03年10月の稽古帳 | | | | | |
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| | | 10/31 | 仕込みの段取り、最悪( ‐。‐)=3 とても稽古時間を取れる様な状態じゃなかった。どうもキャストだけでなく、スタッフも集中力が足りないようだ(~_~;) しっかりしてくれよ、泣いても笑っても明日は本番なんだから。そしてシカッリしろよ、私。本番直前「喝」を入れたほうがいいんだろうか? おだてたほうがいいんだろうか? 悩むなぁ。 | | |
| | | 10/30 | 不安適中(>ε<) 最後の稽古だというのに、なんだかピリッとしない。役者が乗っていない。疲れが出ているのかな? 見通しが甘かったかな?・・・何かが足りない。それが何か、稽古中はわからなかった。 1人になってあれこれ考えてみた。集中力だ! 集中力が足りないんだ。明日は仕込み日の予定なので、稽古の時間が取れるかは、仕込みの上がり次第だけれど、なんとか時間を作って、キャストにコンセントレーショントレーニングをしよう。 | | |
| | | 10/29 | 落ち着きを取り戻したか・・・? 落ち着き過ぎかも・・・一抹の不安が残る。本をもう一度しっかり読み込んで、これまでの稽古を再確認! 今はそれが大事! | | |
| | | 10/28 | オーバーヒート? 個人トレーニングしたキャストが突っ走ってしまった。他のキャストが振り回されている。「飛べる」感覚がよほど嬉しかったんだろうけれど、このままではイカロスになってしまう。やっぱり「羽」のコントロールが難しかったのかナァ。 彼女にはセーブポイントをサジェスト。他のキャストには強化ポイントをサジェスト。 舞台の上は真剣勝負だ! 負けるな、相手にも、自分にも! この時期にはそれしか言えない。 | | |
| | | 10/27 | 心地よく疲れて帰宅。たった40分だったけど、個人トレーニングは効果があった。もちろん昨日じっくり話をした上でのトレーニングだったから、短い時間で効果をあげる事が出来たのだけれど、良くついてきてくれたと思う。ありがとう。 彼女は舞台空間を自由に飛べる「羽」を手に入れたみたい。まだ上手に羽をコントロールする事は出来なようだけど、すぐに操縦方法も会得するだろう。 嬉しいナァ、こうやってステップアップしていく人の姿を、目のあたりに見る事ができるのは。そして少しでもその手伝いができるのは。よ〜し、明日もがんばるぞぉ。 | | |
| | | 10/26 | ヘコンだ( ‐。‐)=3 懸念していた通り、今日はぼろぼろ・・・。 一番悩んでいるようなキャストの1人と稽古後話をした。自分の殻から出たいのに、どうしていいのかわからないと言う。もどかしいし苦しいと言う。 私も芝居を始めたばかりの頃、同じ様な壁にぶつかっていた。なんだか昔の自分と話をしている様な気になった。明日、早出で個人稽古する約束をした。荒治療になると思うけど、是非この機会に受けてほしいトレーニングがある。きっと大丈夫、自分の殻を破り捨てる所まで、私が連れていくから。明日、勝負だ! | | |
| | | 10/25 | 昨日の「雷」が効を奏したのか、突然芝居がイキイキしていた。前にも一度、突然良くなった日があったが、次の日にはボロボロだった。今日の出来はいつまで続くのだろう?こんなに波があると、明日がどうなるか不安になるし、どう言うサジェストをしたらいいのか困ってしまう。 明日は大道具の搬入と照明のラフな場当たりをする予定。その後、地元新聞社の取材が入っている。ケーブルテレビの時みたいにボロボロにならなきゃいいけど。( ‐。‐)=3 | | |
| | | 10/24 | 計画的犯罪=ちょっとたるんで来たので、そろそろこういう事も必要かと「雷」をドカン!落としてみた。神妙な面持ちで畏まっていたけど、はたして真意を汲んでくれているのだろうか。ここにきて「甘え」の目立つキャストがいるのが気になる。 キャストの諸君! スタッフは着々と準備を進めているのだよ。肝心の芝居がたるんでいては、がんばっているスタッフに報いる事が出来ないでしょう。 | | |
| | | 10/23 | (‐_‐♯) 稽古開始時にキャストが1人しかいなかった。仕事で遅れますと携帯メールが届く。結局ろくな稽古もせずに散会。 アマチュアだから仕事優先。それはわかってる。しょうがないよね。でも、納得は出来ない。確認したじゃない、約束したじゃない、極力稽古に穴を開けないようにするって。本番まで、あと何日? ドタキャンは罰金ってみんなで決めたよね。別に罰金払えって言いたい訳じゃない。そのくらいの覚悟でやってほしいだけ。 | | |
| | | 10/22 | 舞台の上で「生きる」って言うのは集中力が必要だよね。芝居が途切れて自分に戻ってしまうって言うのは一番避けなくちゃいけない事だ。自信が持てなくて、不安になって、それがこぼれ出てしまう。目が泳いでしまう。 何を言ってあげたらいいんだろう…。 いや、これはどうしてあげることもできない。自分で乗り越えてもらうしかないんだ。黙って見ているのもつらいけど、心の中で「逃げるなよ。自分と闘え。」と叱咤激励しよう。ギリギリまで待つよ、乗り越えて来てくれるのを。 | | |
| | | 10/21 | 休み明け。変に慣れっこになって、セリフが死んでしまっている。 むかし、先輩に頂いた言葉「覚えたセリフは、舞台に上がったら全部忘れなさい」をキャストにプレゼントした。 覚えたセリフを順番でしゃべっていてはその会話はウソになる。相手の芝居や状況やセリフを見たり聞いたり感じたりして、それに対する反応としてセリフを発するのでないと芝居は成り立たない。しゃべる順番が来たからしゃべりました、では芝居にならない。 散々稽古したセリフ、やり取りの呼吸、行動、そして作り上げた芝居。役者にとって物語りはわかりきった展開だ。でも、役にとってはいつも「初めて直面する事」でなくてはならないのだ。だから忘れなくちゃならない。段取り芝居にならないために。 | | |
| | | 10/19 | 初の通し稽古。小さなトラブルはあったものの、初めてにしてはまあまあ、65点くらいかな。とはいえ、まだこなれていない所も多々あるので、あと2週間、ガンガン磨きをかけましょう! 明日は最後の休養日。鋭気を養ってラストスパートだ! | | |
| | | 10/18 | 流れの悪いシーンにBGMを入れてみる。役者の芝居がコロッと変わった。変わり過ぎ!ちょっと修正を入れる。シーンを盛り上げる為に音楽は効果的なんだけど、ここまで芝居が変わるって・・・役者としてはどうなのかナァ・・・釈然としないけど、作品として良くなってれば、まぁ良しとしなくてはいけないのかも(~_~;) | | |
| | | 10/17 | 昨日のロスはなんとか取り戻したかな、ほっ( ‐。‐)=3 でも、どうしてもうまく流れないシーンがある。急遽BGMを追加発注。いい音がみつかればいいけど・・・ | | |
| | | 10/16 | 地元ケーブルテレビの取材が入った。どうしたんだ、みんな。カメラを意識してるか?芝居がボロボロになっているぞ!もう〜プレッシャーに弱いんだから!(‐_‐♯) 取材が終わった後もチグハグ感が無くならず...しょうがないなぁ、明日しごくぞ! | | |
| | | 10/15 | 本番まで、あと半月。そろそろ衣装や、小道具、大道具を揃えなくてはいけない時期だ。 今回の問題は大道具だね。旧家の居間っていう設定だから家具が必要なんだ。田舎の街には芝居用の道具やさんなんて無いし…どうしようかね。 | | |
| | | 10/14 | 芝居に温度が出て来た、まだ充分じゃないけどね。 去年の稽古の時は「何か言われるのを待っている」って感じだったので、演出と言うよりは振り付けをしているみたいだったけど、今回は役者が自分からあれこれ提案してくるようになったので、それだけ成長したんだなぁと嬉しくなる。 今は苦しいかもしれないけど、この芝居が終わったら「役を作る楽しさ」って言うのを実感してもらえるんじゃないかなぁ……是非そうであってほしい。 | | |
| | | 10/13 | 歩き方の練習!っていうと、何を今さらって思うかもしれないけど、役として歩くって大切なこと。今日はそれにチャレンジしてもらった。役をつかむって言う点でもプラスになったんじゃ無いかと思うんだけど… 寒くなって来たから、怪我なんかしないように、充分体を暖めてから稽古しようね。 | | |
| | | 10/11 | 新聞社に売り込みの電話をかけた(内心ドッキドキ!) リアクションのいい所もあるし、全く興味を示さない所もあった。ふ〜( ‐。‐)=3 こういうことって劇団やっていなかったら一生経験しないよねぇ、きっと。貴重な経験。経験値アップ!戦闘能力<+1>・・・shuzenちゃんチのBBSに感化されたか?(^◇^;) | | |
| | | 10/10 | 立ち稽古スタート! 粗立ちを始めた時に比べると(当然の事ながら)とっても良くなっていた。(口に出しては言わなかったけど、とっても嬉しかった、マジで)(=^^=) 今まで「キツク言い過ぎたかナァ(>ε<)」とか「無理な要求しすぎかナァ(^_^;)」とか迷いながらも、ガツン!ガツン!とやってきた甲斐があったと言うもんだ(自己満足?)。 キャストの皆さん! みんな確実に良くなってるヨ。さぁ、もう一息、もっといい芝居にしようネ(^_-)<☆ | | |
| | | 10/9 | 粗立ちで「通し」にたどり着きました。流れもほぼつかんでくれたようですね。いよいよ明日から本立ち! 気を抜かずに行こうね>>>私。 オー! | | |
| | | | DM&チラシが出来た\(^o^)/ 今回は「動員を伸す」を目標の1つにしているので、宣伝にも力を入れなくちゃね。とは言うものの、宣伝方法がちゃんとはわからない。う〜んこれはone!の弱点だぁ(~_~;) どうか、たくさんの人が観に来てくれますように(神頼みかい!(*^_^*)) | | |
| | | 10/8 | | |
| | | 10/6 | 近頃「one!」で流行っていること。それは『にゃー』 「にゃ〜?(=準備OK?)」「にゃ−!(=OK)」で、稽古が始まる。これ、結構良いよ。特に煮詰まっている時なんか、一瞬で場の雰囲気がほぐれる。 『にゃー』で和気あいあい(ё_ё) 眉間にシワを寄せて仕事しているあなた! あなたの職場でも『にゃー』をお一つ、いかがですか? (>_<)\(ーー;)バキッ! | | |
| | | 10/5 | 土日は平日より長い時間稽古できる\(^o^)/ 短い時間で集中!っていうのも大切だけど、やっと「ノって来た」って所で時間切れになるのはつらいもん。 今日の稽古は昼、稽古場は中庭のあるガラス張りの所。床が冷たいのが難点だけど、明るい所で稽古するのも気分が変わっていい感じ…って思っていたのは私だけ? そうそう、そこで、スゴイもの発見しちゃった! なんと長さ8センチ直径2センチ位のいも虫! きれいな黄緑色で、うっすら黄色のラインが入ってる。柏の木の下に居たんだけど、あれは何の幼生なのだろう? え? 稽古と関係ない? マ、そうだけど、今日一番印象に残ったのはこれだったんだもん。そんな日もあるさって事で(゚▽゚*) | | |
| | | 10/3 | 人間の体って、つくづく良く出来てるよね。無意識にいろんなことをやってのけている。だから、当たり前に生活をしていると、自分がどんな動き方をしているかなんて検証していないんだよね。もっとも、一々そんなことしていたら、鬱陶しくって生活出来やしないしね。(*^_^*) でもね、役者ってヤツは、それじゃいけないんだよ。無自覚に動くと自分のクセで役や芝居を壊してしまう。ほんの微妙な動きひとつで、ふか〜い意味を表現してしまうこともできるのだから。そう考えると無意識、無自覚って言うのは役者にとって凶器だよ。 じゃ、舞台で演技をしようという時、どんな体でいるのがいいかっていうと、ニュートラル!の一言につきます。余計な緊張もなく、心の動きに柔軟に対応できる、そんなニュートラルな体。それを手に入れる為に「常日頃の稽古」があるんだよ。 大きな声を出したり、早口言葉を言ったりするのが稽古だ!なんて、旧態然とした考えに縛られるのは辞めようね。(^_-)<☆ | | |
| | | 10/2 | 9月から「読み合わせ」「粗立ち」と稽古を進めて来ました。今回の芝居は極日常的な演技が要求される(要求してるのは私なんだけどね(^_-)<☆)お話です。誇張やおふざけで誤魔化すことが出来ないので、キャストはちょっと苦戦しているように見えますねぇ。 そろそろ本格的な「立ち稽古」に移らなくちゃいけない時期なんだけど、まだ役を掴み切れていないみたい。 こんな時は「本を読む」ってことをもう一度考え直して欲しいんだなぁ。どうも「本を読む」=「科白を覚える」と勘違いしているんじゃないかって思えるんだよね。科白の背景、相手の科白に対する(心の)リアクション、役の性格、生活、立場、状況…いろんなことを本から読み取っていくのが「本を読む」ってことなんだよ。 今までも何度か言っているんだけど、まず「声を出さずに」じっくりと「一言一言」、そして「何度も」本を読む。これがとっても大切なことだよ。 | | |
| | | 10/1 | 今度の公演の稽古は、もう随分前から始まっているわけで、今日から唐突に稽古の記録を書き始めるのも、おかしな気がするけれど、ま、ゆる〜い感じで受けとめて下さいな。 さて、公演まで、ちょうどひと月! になりましたよ。役者&スタッフの皆さん! いよいよ追い込みですね。 今回の芝居は「自分のいるべき場所」を見つける女の子の話。この芝居で主人公は「生まれ故郷」が自分の居るべき場所だったと気がつくんだけど、人には各々「居るべき場所」があるんだろうなということを私は随分前から感じていました。 ホームグランドと言うんでしょうか…それを「自分の椅子がある場所」と表現した人もいましたねぇ。何の苦もなく当たり前のように「その地」にドンと座っている人もいるし、どこに行っても「ここは自分のいる場所ではない」と感じる人もいる。 私はベドウィン気質なので、もちろん後者です。どこにいても何か据わりの悪さを感じ、決まったことを繰り返す生活には抵抗を感じます。…定住には向かないタイプだとうそぶいてはおりますが、自分の将来にかすかな不安が…(~_~;) そうそう、今回の芝居では「方言」がキーポイントになっているんですよ。前述の「据わりの悪い感じ」を地元では「いづい」といいます。 この「いづい」、ニュアンスが微妙で、標準語に置き換えるのが難しい方言のひとつなんです。だからなのか地元では方言だと思っていない人もいるんです。 地元でもネイティブな方言使いは少なくなっているので、脚色段階でどのレベルまで方言化するか、匙加減に悩んだのですけれど、あぁこんな方言もあったよねぇという楽しみ方もできる台本が出来たと自負しています。是非観に来て下さいm(_ _)m | | |
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