事の始まりは7月に行なわれたシーバスパーティーin山形にメンバーが参加した時である。ドシャ降りの雨の中、山形大会本部テントの中での会話。ちょうど9月が空いていることだし、秋田でもシーバスパーティーをやってみない?という話が出た。 山形大会は無事終了し、しっかり優勝までしてきたメンバーは早速この事を藤原水産の中で話題にし、チーム内でもにわかにシーバスパーティーやってみるか!という運びとなった。 それから開催までの2ヶ月、エライ目に会うとも知らず。 (「シーバスパーティーin秋田」実行委員会メンバー集合) |
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イベントの運営に関してはシロウトの藤原水産メンバーが一番最初に困ったのは「大会ルール」。その中でも最も意見が分かれたのが「どうやって順位を決めるのか?」だった。 デカイ魚を釣ったのがエライという考え、いや、重さも大事じゃない?という意見もある。結局山形大会を参考に長さと重さに配慮したポイント制度でいくことに決定。ここからは早かった!ポスター・チラシの作成と配布、雑誌・ラジオ等メディアでの告知、協賛メーカーとの折衝、予算・見積りの検討。毎日・毎晩論議と報告が交わされていく。当初不安視されていた参加者数も最終エントリー人数163名を達成!! そしてついに(これ、実感)、9月15日当日を迎えた。 (向かって右:最年少メンバー(?):キホちゃん) |
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16:00の受付開始から続々と参加者がエントリー。あっという間に本部前は人と車で埋まり、「シーバッサーってこんなにいたんだ・・・」なんて驚いてしまう。 テントの周辺では再会を喜び合う人、最近の釣果情報をやり取りする人、黙々と地図を見つめポイント選定に余念がない人と様々。いやがおうにもパーティーの雰囲気が高まっていく。 競技開始の17:00には辺りに夕闇の気配が迫ってきた。多くの釣果を期待しつつ、メンバーは宴会準備に突入! (ヤキソバ用キャベツの炒め具合に集中するなおさん。プロです) |
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まずは無事に競技開始を祝い、メンバー全員で乾杯!みんなの顔にもホッとした表情が浮かんでいる。 と、本部携帯の呼出し音が鳴り響く!「エッ、もう釣れたの?」慌てて電話に出たメンバーの顔に緊張が走る・・・。「ニゴイだと。」ガクッ。 それからはひっきりなしに携帯が鳴る鳴る!でも内容は外道の報告や釣況の確認、フッコクラスの釣果ばかり。 だんだん本部の緊張感が薄れてきた19:02。1台の車が本部駐車場に滑りこんできた。こちらに向かってくるその手には・・・、見るからにランカーサイズのシーバスが!! |
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この記念すべき検量一本目を持ちこんだのは、大船渡の下山浩二さん(通称組合長さん。詳細は当HPリンクをご覧下さい)。 聞けば運河でマールアミーゴのスローリトリーブで獲ったとのこと。しかもこの他に数本上げてきたとか。さすがは毎週のごとく運河に通っている方です。 早速検量へ。叉長80cm、重さ3,8kg、獲得ポイント118の暫定堂々1位!! ご本人もこの一本に満足の様子で、これでタックルをを納め、「パーティー」の方に参加することとなった。 |
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これからは俄然釣果情報が多数舞いこんできた。本部携帯にはひっきりなしに現在ランキングの問合せが来る。 なかなかいいサイズが上がっているようだが、下山さんのシーバスを上回る魚体は出ないらしい。 そんな矢先に持ちこまれたのが、このナマズ。ナマズとしてはかなり「ランカーサイズ」の60cm。もっかの外道賞候補となった。 |
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続いて持ちこまれたのは、なんとアオリイカ!まだ生きていて目は妖しくブルーに輝いている。 残念ながらシーバス狙いの外道ではなく、エギでの釣果だったので外道賞の対象にはならないものの、最近の注目ターゲットだけに集まったギャラリーも興味深々といった感じ。 私カトウは早速ハサミでミミをちょん切り、そのまま口へ! 「ウマイ!あまい!!」の一言にそれまで躊躇していた皆さんも食欲をそそられたのか、この5ハイはさっそく刺身となりました。 |
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そうこうしている内にも検量に持ちこまれるシーバスが増えてきました。 21:07には秋田市の古井学さんが78cm・4,5kgを持ちこみ123ポイントで1位を奪取すると、21:15には同じく秋田市の佐々木学さんが81cm・4,2キログラムで123ポイントをゲット!(時間差により2位)。 ランキングは分単位で入替る、白熱した大会の様相を呈してきました。BBSランキング中継も大忙し! さらにここへ22:05、雄物川町の佐藤司さんがランカーを引っさげてやってきました。 |
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見た目でも明らかにデカイのがわかる魚体を慎重に検量へ。 ポイントは雄物川河口とのこと。しかもそのヒットルアーがスゴイ!佐藤さんお手製でしかも材料がコイズミ学習机の脚(子供さんの机だったらしい)というからオドロキ。 ノンリップ型でハンマー・メケメケにも似たシェイプはコンパクトながら魅惑的な泳ぎをするのだろう。 佐藤さんのこだわりが感じられる逸品です! |
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サイズは叉長:83cm! 「オーッ!!」ギャラリーから驚きと羨望の声が上がる。今回持ちこまれた中で最大魚である。全長でいけば90cmに近い魚体である。 さて重量は・・・。こうしてブラ下げてみると大きい魚体が更に大きく見えてくる。計測する方も緊張気味である。 |
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「4,1キログラム!」 83+(4,1×10)=124ポイント! 1ポイント差で古井さんを抜き佐藤司さんが首位に踊り出た。 (次へ続く!) |