CALS

他の組織や機関との間において、設計から製造・保守に至るまでの各種情報を一定の標準に基づいて電子化して、技術情報や取引情報を共有し、製品の開発期間の短縮、コストの削減、生産性の向上を図るものである。

ＣＡＬＳ（Ｃｏｎｔｉｎｕｏｕｓ　Ａｃｑｕｉｓｉｔｉｏｎ　ａｎｄ　Ｌｉｆｅ－ｃｙｃｌｅ　Ｓｕｐｐｏｒｔ：継続的な調達とライフサイクルの支援）

ＥＣ（Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ　Ｃｏｍｍｅｒｃｅ：電子商取引）

簡単にいうと「一度作ったデータを関係者の間で共有し、加工・再利用すること」。公共事業のライフサイクル全体（計画・調査・設計・施工・維持管理）で発生する各種情報の電子化と、公共事業に関わる関係者全員（国土交通省だけでなく、各省庁・公団・地方自治体などの発注者、設計事務所・建設コンサルタント・建設会社などの受注者）の間で、効率的な情報の交換・共有・連携を行うことにより建設費の縮減と品質確保・向上を同時に実現します。

入札情報サービスは、発注機関毎に公開していた発注予定情報、入札公告、入札結果などの調達情報がひとつのホームページ上で提供されるものです。

電子入札は、これまで一ヶ所に集まり行っていた入札を、どこにいてもインターネットを利用して入札に参加できる環境が構築されるものです。以下のような手順で行われます。
1)認証書発行
2)入札
3)認証確認問い合わせ
4)認証確認問い合わせ(入札データ)
5)落札通知

電子納品は公共事業における設計から施工、維持管理にわたる各段階で作成された文書・図面などの設計図書が紙ではなく、電子化(デジタル化)して納品されるものです。電子納品により情報の交換・共有・検索などが容易となり、省スペース化や設計、工事中の施工管理、完成後の維持管理の効率化、品質の向上などが実現します。

情報の共有は関係書類の提出や決済が、郵便やFAXなどではなく、インターネットを利用した共有サーバ上で効率的に行われるものです。