イーハトーブのまだ見ぬ森へ
 海のように広い草原、遠い山並み、宮沢賢治が1918年に江刺郡の地質調査に出かけ、初めて見た種山ヶ原。あまりにも衝撃を受け、早速、野宿をしています。そのときに触れた風、見た星空、感じた驚きが後年の作品にさまざまな形で現れています。

 『風の又三郎』をはじめいくつかの詩や童話を生んだ種山ヶ原とはどんなところなんでしょうか。賢治がこよなく愛した岩石や木々、雲や風、そして動物たち、全てが集う種山ヶ原の知らなかった森の様々な表情を探しに行きましょう。
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【種山ヶ原】

種山ヶ原は準平原と呼ばれるなだらかな高原状の地形をしています。山頂は物見山とも呼ばれ、標高は870.6mです。古くから馬の放牧地として利用され、最近はカラ松などの植林もなされています。また、種山ヶ原は宮澤賢治の「風の又三郎」の舞台としても知られています。
 種山ヶ原森林公園は、みなさんに森の自然に親しんでいただけるよう、手入れの行き届いた遊歩道、東屋や案内サインなどが整備されています。園内のネーミングは、賢治の作品からイメージに合うものをつけています。どうぞ、ゆっくりと森林浴を楽しんでください。


春の種山


◆落葉樹の木の芽がようやく冬の眠りから目覚めるころ、森には明るい春の日差しがたっぷりと差し込み始めます。

春の種山ヶ原はパステルカラーの美しい新緑に彩られます。また、春早くはフキノトウ、カタクリ、ショウジョウバカマ、アズマイチゲ、キクザキイチゲなどいろいろな花々が楽しめます。
『ポカポカと暖かい日差しに包まれてのお散歩』
『カタクリ』


『フキノトウ』
『ショウジョウバカマ』
『ゼンマイ』
『キクザキイチゲ』



夏の種山
◆夏の種山はレンゲツツジやムラサキヤシオ、ノハナショウブ、ベニヤマボウシといった様々な美しい花々で溢れています。渓流沿いを歩けば爽やかな風とともにエゾアジサイが目を楽しませてくれます。昆虫たちも夏の種山は爽快な体感フィールドです!

夏は渓流沿いを散策してみてはいかがでしょうか? 渓流のせせらぎを耳にすれば…ひんやりとした風が吹いてきます。 沢にはサンショウウオや岩魚がいるよ!水生生物を観察してみよう! 夏は花々が咲き乱れているので、様々な蝶や昆虫が観察できます。はたして種山の森には何種類いるんだろう?

『エゾアジサイ』

『ベニヤマボウシ』
『レンゲツツジ』

『ノハナショウブ』


秋の種山
◆秋の種山ヶ原は実りの秋!様々な木の実が楽しめるほか、その木の実に集まる小動物の生活などの豊かな森林環境を学ぶことが出来ます。他にもキノコや秋の花々、満天の星空などトキメキ素材が満載です!紅葉の見頃は10月の中旬から下旬です。 『ヤマボウシの実』
『錦色に染まる木々』
『大きな謎のキノコ』

『ルリミノウシコロシ』

『ムラサキシキブ』
『マユミの実』
秋の種山ヶ原は夏の色鮮やかな花々は枯れ、秋のつつましく可憐な花々が咲く。

ざわざわとススキが風になびいたと思えばふっと風がやみ、次の瞬間まったく音のない静寂の時が訪れる。

一瞬、何が起こったのかわからなくなってしまう。そんな時、風の又三郎の仕業ではないかと思えば、コロコロと虫が鳴き出した。とたんにドウドドウと強い風が吹いてきた。やはり風の又三郎の仕業だったか…。

秋は風の又三郎に出会える絶好の機会です。
『ふっと風がやみ…静寂が訪れる』
『竜胆とヤマハハコ』

秋といえば実りの秋!そして食欲の秋!

森の動物たちにとっては冬眠前の食い貯めの秋!

種山の森林公園ではそんな動物たちの食べた痕をいっぱい見ることが出来ます。

すみた森の案内人と一緒に歩きながら、動物の食生活を楽しく学ぼう!

     




冬の種山
◆冬の森は白と黒のモノクロの世界…。

寒いときに山に登るなんて冗談じゃないって思われる方もいらっしゃるかと思いますが…

冬には冬のドラマあり!種山の森林公園には真っ白なキャンバスに様々な動物の足跡や糞などを観察できるので、春や夏、秋よりも野生の動物を身近に感じることが出来ます。

また、雪や氷の白銀の世界に取り残された秋の木の実が、ひときわ美しくみることが出来るのも冬の山ならではの醍醐味です。
『種山は一面が白いキャンバスだ…。』


 
冬の森は、葉が落ち下草も枯れているため、意外に明るく、かえって歩きやすいことも! 一体なんの動物の足跡なんだろう?動物によって足跡や歩き方が違います。 これはウサギが食べた痕です。まるで鉈ですっぱり切ったみたいだ!

これは雪の中に取り残されたマユミの実です。

白銀の世界で、よりいっそう赤が際立ちます。

白と黒のつまらない世界かと思えば、種山にはこんな可愛らしい木の実との出会いがあるんです!

さああなたも森の案内人と冬のトキメキを体感してみませんか?
『白銀の世界に紅一点』

その他の見所

モナドノックス

◆空につきだした岩。モナドノックスとは、宮沢賢治が「ここは種山の尖端だ」とよんだ言われている縁のある場所です。さらに宮沢賢治が作品をイメージを探しに種山に登ったときに、夜露をしのぐために野宿した場所もここではないかと言われています。

記念撮影にはもってこいの場所です!

物見山レ一ダ一雨量観測所

◆物見山の頂上付近にある雨量観測所。

無人の雨量観測所だが、どこか秘密基地のような怪しい雰囲気があって素敵である。

博士とその助手が秘密の研究をしているところを想像して楽しもう!

桂の巨木

樹齢100年以上の桂の木。ずっとこの森を見守ってきたことでしょう。千年生きることもある寿命の長い木です。

「カツラ」の語源は「香出(かづ)」と言われています。

かつては夏から秋にかけて葉を採り、お香にして用いたそうです。

あなたも森のアロマを体感してみませんか?

●交通アクセス

種山ヶ原まで

東北新幹線 水沢江刺駅より 国道397号を車で30分

JR大船渡線 陸前高田駅より 国道340号、397号を車で45分

東北自動車道 水沢ICより 国道397号を車で50分

花巻空港から 国道4号、283号、107号、397号を車で1時間40分



 『その他、種山ヶ原森林自然公園の詳しい情報へのリンク』

happyislandさんのブログ

峠の茶屋っこホームページ

遊林ランド種山ホームページ

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