 |
『世田米地区の地名の由来』
「せたまい」という語源は、アイヌ語の「セタナイ」からきたものという説があり、その意味は「狼が住んでいる川の多い窪地」だという。また、「せたまい」は「世田米」と書くが、地元民は「せたまえ」と訛る。昔は「瀬多前」という字が使われていたそうである。川に瀬が多い場所の前にある町というのがこの字の語源ともなっているそうだ。「せたまい」「せたまえ」どちらの語源も捨てがたい。
民俗学者の柳田国男は、『豆手帳から』の「町を作る人」の中で、「其れにつけても世田米は感じの好い町であった。山の裾の川の高岸に臨んだ、到底大きくなる見込みの古駅ではあるが、色にも形にも旅人を動かすだけの統一がある(略)」と述べて、世田米の町並みの美しさをたたえている。 |
|