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『五葉地区の地名の由来』
 五葉地区は、住田町の東部、県立自然公園の北山麓に位置し、東方を釜石市、南方を大船渡市、北方を遠野市に接している。愛染山、五葉山に気仙川の源流を抱き、『種山ヶ原』と並ぶ観光地『滝観洞』を擁する地域である。昔は甲子(かっし・かっち)と呼ばれていた地域であったが、五葉山にちなんだ五葉小学校の名称から五葉地区と呼ばれるようになった。木炭生産が盛んな明治・大正・昭和初期に豊富な森林資源を求めて県内外から移住した人も多い。五葉山の檜は平泉の伽藍や支倉常長の遣欧使節船の建造に用いられ、その皮は火縄銃の原料になり、巨大鉄砲藩伊達家を支えた。

五葉 「ごよう」

旧跡

旧五葉小学校
◆旧五葉小学校は五葉地区のシンボルとも言え、現在は五葉地区公民館として活用されていて、校内には五葉地区の素晴らしい自然や心温まる写真が展示してある。また、同校舎には五葉山鉄砲隊の鎧工房があり、目印の旗が掲げられているときは鎧作りを見学することも出来る。

 歴史としては、明治6年に開設され、何度か改称し、1947年に上有住小中埣分校となる。1950年に独立し、五葉小学校と改称。50〜73年まで上有住中五葉分校を併設。2002年、上有住小学校に統合され、128年10ヶ月の校史に終止符を打つ。



『廊下』

 一階の廊下には珍しいニホンカモシカの剥製やテンの剥製などがある。

 校内には五葉地区のふるさとの写真が多数展示してあり、廊下や教室内の床は板張りで何とも言えないぬくもが感じられる旧校舎である。


鎧工房仰獄庵(五葉地区公民館内)


◆五葉山火縄銃鉄砲隊の鎧をつくる工房。
『教室』



鉄砲隊の鎧は全て手作りである。オーダーメイド可能だが、作成に関しては数ヶ月の時間がかかる。

大泉寺跡


◆五葉山別当満録山大泉寺としてこのあたりに建ててあったが廃寺となり、今では数個の祠が残っている。

何もない場所だが、寺跡ということもあるのか、どこか妖怪的な雰囲気のある場所のように感じられた。


名勝・文化財

桧山阿弥陀如来像

◆天正以前は五葉山別当満録山大泉寺に安置されており、数度の山火事で多くの仏像が焼失する中、唯一現存する仏像。葛西氏滅亡後、大泉寺が廃寺となり、桧山の紺野家がこの仏像を伝承してきた。

「桧山の阿弥陀様」と言われ、座像としては住田町で一番大きい。室町期の作と伝えられている。昭和38年住田町有形文化財第1号に指定された。

 旧暦の6月15日には部落の人達が集まって飲んだり食べたりする。


五葉山
◆標高1351m。旧藩時代、伊達藩の直轄地であった。

ヒノキやツガなどの重要林産資源を供給したことから「御用山」と呼ばれ、それが五葉松になぞられて「五葉山」と呼ばれるになったと伝えられている。

他にも幻のニホンオオカミの逸話、仙人の逸話、経立(年老いた猿の妖怪)の伝説、ヒヒイロカネの伝説など様々な神秘的ロマンに溢れた山である。

五葉山森林浴道とアスナロ山荘

住田町側からの五葉山登山コースには歩きやすくとても気持ちの良い森林浴道がある。晴れた日に散策すると身も心もリフレッシュできる。



森林浴道沿いにはアケビ等の自然の恵みや気持ちの良い沢などがあり心を癒してくれる。





ブナの広場、ヒノキの原生林、ゴツゴツとした岩の群列などが見られ、種山ヶ原森林公園とはまた違った表情のある森。



アスナロ山荘にはトイレや水道もありますので、五葉山桧山コースを登山する場合は、一度この山荘でトイレタイムや休憩などをして出発することをオススメします。

カ沼

◆その昔、主(大蛇)が棲んでいたという伝説の残る場所。

かなり透明度の高い沼で底まで見える。底からは水が湧いていて、岩魚も数匹泳いでいる。

光の加減で水の宝石箱のように見える美しい場所である。しかし、地元の人々は気持ち悪がってなかなか近づかないため、知る人が少ない。


血ノカラ渕

◆櫃割の九両ヶ池の大蛇を三つに切り、そのうちの頭の部分が入ったと云われている説と、この渕に人が立ったときに、小さなクモが手首に3回クモの糸を絡めていなくなった。おかしいと思ったその人は、近くにあったツノガラ(枯れ木)にその糸を絡めた。そうしたら、渕の中から「いいか」との声が聞こえてきて、ツノガラを渕の中に引っ張り込んだという説がある。


※この地域の川はとても綺麗なので、岩魚や山女、カツカなどの清流にしか棲まない魚をみることが出来る。


大滝

◆滝として認められるには高さが足りないが、地元では大滝いう名で親しまれている。

この滝は、下流の方に子供が滑って遊べる場所がある。

 大滝の上流の方には小滝といわれる場所があり、そこの水は中腹の岩の間から流れ出てくる水で、地殻の水と言われ大変冷たい水である。


滝観洞と風恋橋

◆滝観洞は五葉地区の奥にあるが、その洞窟に入る際に必ず通る橋が風恋橋である。

上には上有住駅もあり、紅葉のころはなかなか絵になる場所である。

滝観洞天の岩戸の滝


神秘に満ちた鍾乳洞。入口から880mのところに高さ60mのドームがあり、天井の裂け目から流れ落ちる落差29mの滝は洞内では日本一と言われている。
入り口から滝のあるところまでは天井の低いところや海ユリの化石のあるところなど冒険心をくすぐる洞窟である。


神社・寺院


桧山阿弥陀堂

◆桧山阿弥陀如来像を安置するお堂である。









大きな阿弥陀如来像の他にも小さな阿弥陀様が数個ある。

大きな阿弥陀様が相撲が好きだったので夜中になると小さな阿弥陀様どうしに相撲をとらせたというお話を聞く。そのために少しずつ観音様の腕や鼻がもげてぼろぼろになってきているそうで…実際にその観音様を見てみると、たしかに鼻や腕がもげてぼろぼろであった。

その他

羅象館五右ェ門風呂

◆平成16年、地域住民と岩手大学農学部三宅研究室の学生等と共に五葉山火縄銃鉄砲隊の活動拠点である羅象館に再現した。







 川のせせらぎが聞こえる気持ちの良い五右衛門風呂は季節によっては蛍や紅葉が楽しめる。


ひかご作り


五葉地区は篠竹を使ったひかごづくりも盛んな地域であった。いまでは作れる人が少なくなってきたため、その伝統的技術を伝える為の勉強会が開催されている。
炭焼き


五葉地区は炭焼きが盛んな地区で、至る所で炭焼き小屋を見ることが出来る。
 

 




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