新約 「ホピ平和宣言」 V2.7.8

HOPI DECLARATION OF PEACE
起草者 トーマスバニヤッカ 伝統派ホピ一族通詞



この地球において、
真の平和を求めるすべてのひとびとの、
頭とスピリットとをひとつにまとめあげるものが、
ほんとうのホピの力のなかにはある・・・

「ホピ」とは「平和なひとびと」を意味する・・・
そして、真に最も偉大な力とは平和の力である・・・
なぜなら平和は、偉大なる精霊の意志なのであるから・・・

だが、ほんとうのホピが戦わないのは、
たんに偉大なる精霊がほんとうのホピに戦わせないために、けして武器を取ってはならないといわれたからだとか・・・
われわれが「いのちの正しい道」として知っているもののためになら死ぬこともいとわないのだとか、
考えたりしてはならない。

ほんとうのホピは、
殺すことも、傷つるけこともなく戦うすべを知っている・・・

ほんとうのホピは、
偉大なる精霊の光のなか、真理と肯定的な力を用いて戦うすべを知っている・・・

ほんとうのホピは、
明晰な思考と・・・良い絵や写真・・・そして厳密に選び抜かれた言葉とによって、
いかにひとびとを教育すればよいのかを知っている。

ほんとうのホピは、
質素でスピリチュアルないのちの道、
生き残るであろうただひとつのいのちの道を、
真に探し求める人たちひとりひとりの頭と心に届くように働きかけ、伝えていくことで、
いかに世界のすべての子どもたちに、ほんとうのいのちの道の手本をみせるかを知っている。

ほんとうのホピが、地球で生きていくための聖なる知識を絶やさないでいる理由は、
地球が、ひとりの生きて成長しつつある人であり、そのうえにあるいっさいのものが、彼女の子どもたちであることを、
ほんとうのホピが知っているからだ。

ほんとうのホピは、
聞く耳をもち・・・見る目をもち・・・そうしたものごとを理解するハートをもつ世界のすべてのひとびとに・・・
正しいいのちの道をいかに示してみせるかを知っている。

ほんとうのホピは、
いかにすれば真の地球の子供たち全員の頭とスピリットとをつなぎあわせるにたる力を呼び起こせるか・・・
そしていかにすればその人たちを肯定的な力や偉大なる精霊とひとつにすることができるか、
そしてその結果、自分たちがこの世界の苦しめるすべての場所において、
苦痛と迫害に終止符を打つことができるかを知っている・・・

ほんとうのホピは、ここに、ホピの力こそが、世界に変化をもたらす原動力であることを、宣言する。


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われわれは、すべてのものが生きており、われわれの声を聞き、われわれを理解していると信じるものである。

ホピは不毛の大地に暮らしてはいるが、
われわれは、われわれが「マーサウ」と呼ぶスピリットによってこの地に導かれことを信じる。
われわれの役割は、
ある種の知識を、全人類のために絶やさないようにすることであり、
この知識は、すべての(先住民の)国々を理解し存続させ続けるために必要不可欠なものである。



(* この破線以下は最終稿には残されていないが、全体の理解の便宜を考えて残した。・・・訳者 )




 
 願わくば、このメッセージがこの大地の隅々にまで拡がり、更に偉大なる
 水を超えて渡り、そこにいる分別ある人々に、
これらの「知恵」と「知」の
 言葉の本来伝えんとしているところのものをじっくり考えていただけること
 を・・・・。

           〜ダン・カチョンバ(1875〜1972ーホピの太陽一族)





このホピのシールドマークは、全ての人種(黄、赤、白、黒)をひとつにして大地といのちを守り、
             この地球のバランスをしっかり保つ、という意味が込められています。



日本もホピの国である事を自覚し、誇りを持ちたいと思います。

<憲法第9条>

・第1項 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

・第2項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。