ロマリア到着顛末記
いろいろあって、ロマリアに到着した一行
「まさか、封印とやらをぶっ壊したあとに迷宮があるとは思わなかったな」
「でも、今回はちゃんと長旅の準備してあったカラ、この前よりは楽だったデスね」
「さて、それでも疲れた事には変わりがないので、宿でもとりましょう
王様に謁見に行くのはその後です」
「同感〜
もうお風呂代わりの濡れタオルはいや〜」
「ん?、そんな事やってたの?」
「え!?イブンはやってなかったの!?」
「キタナイですよォ!!」
「俺だってそんな事が出来ると知ってたらやってたよ!!」
「そんな事、ちょっと考えたら簡単にわかるでしょう」
「…………ちょっとくらい言えよ
こっちだってキモチ悪いのを我慢してたんだぞ」
「……もういいです
とにかく宿をとりますよ………」
宿にて
「しかしさあ、俺思うんだけど
どうしてどこの国も王が勇者と名乗る怪しげな輩にあっさり面会を許すんだ?」
「う〜ん…………
でも、面会が許されないと、それはそれで困りマスよ」
「でも、会ったら会ったで、大抵やっかい事を押し付けられるぞ」
「そんな事はないんじゃない?」
「いいや、押し付けられるね
どうせ今度もなんかやっかい事をしょいこむに決まってるさ
賭けてもいぜ」
「そうかなぁ………
イブンは王様に偏見を持ってるんじゃないの?」
「まあ、偏見は持ってなくもないな
だってあいつらって、民衆から搾取して生計を立ててるだろ」
「今の発言は、国によっては首が飛びマスよォ」
「ほら、そうやって民衆を弾圧するだろ
だから王族なんて嫌いなんだよ」
「イブンは自分が勇者にされた事を、まだ根に持っているんですね」
「否定はしないな」
「でも、いい王様もいるんじゃないかなぁ」
「王なんてみんな同じさ
それともメアリ、お前、白馬の王子様とかに憧れてるのか?」
「そんな事ないよぅ」
「結局イブンは、おもいっきり偏見を持ってルんデスね」
「まあいいさ、とにかく明日な
俺は疲れたから寝る」
「イブンは私と同部屋ですよ」
「なに?お前と?」
「なにか不服でも?」
「………いや、別にないさ」
(個室がよかったなぁ………)
そして、次の日
「さて、謁見は出来るのかな?
出来ないといいなぁ」
「ちょっと衛兵さんに聞いてくるね」
「(小声)悪い返事を期待してるよ」
「OKだってさ」
「………この世に神なんぞいないんだな
まかり間違って、神がいるとしたら、絶対ヤな奴に違いない」
「なにブツブツ言っているんですか
さあ、謁見に行きましょう」
「………ああ………」
謁見の間にて
「アリアハンの勇者よ、よくぞ来た」
「はっ、恐れいります」
(好きで来た訳じゃねぇよ………)
「おぬしがオルテガの意志を継ぎ、この世を救ってくれる事を期待しておるぞ
ところで、勇者よ、お前に頼みがある」
(…………ホラ来た)
「カンダタという男が、この国の宝である「金の冠」を盗んで逃げたのじゃ、どうかそれを取り返してはくれまいか?」
「はっ、必ずやご期待に添えましょうぞ」
(どうせ俺に拒否権はないんだろうよ)
こうして俺は、新たな厄介事をしょいこんだのだった
まあ、いつもの事と言えるのだが………
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