=スローガン=
  I WILL ACT! 
     〜いま、私たちができること〜

 =基本理念=
  1人ひとりの思いやりの心が未来へ続く

 =所 信=
 近年、「持続可能な…」という言葉がよく用いられるようになりました。「環境と開発に関する世界委員会」が1987年に公表した報告書(当時の委員長:ブルントラント・ノルウェー首相)「Our Common Future」の中で「将来の世代の欲求を満たしつつ、現在の世代の欲求も満足させるような開発」、つまりは、「新しい試みを受け入れながらも、環境保全を考慮していく」という考えがもとになっている言葉です。
 環境問題は日本だけでなく世界規模、地球規模で深刻な問題となっており、日本で本腰を入れて環境問題に多くの人が取り組むきっかけとなったのが、1997年12月に第3回地球サミットが京都で開催され、そこで京都議定書(地球温暖化を防止するための国際条約)が採択されてからでした。
(社)日本青年会議所の米谷啓和直前会頭が「100万人のキャンドルナイト」の呼びかけ人の代表の1人として名を連ね、「でんきを消して、スローな夜を」を合言葉に「1年のうちで一番夜が短い夏至の日に、ライトを消して静かな気持ちで心を開いてみましょう」というこの企画に(社)日本青年会議所としても推進し、多くのLOMが事業の1つとして取り入れました。この「100万人のキャンドルナイト」も京都議定書の目標達成を意識し始まったものです。
 環境問題を考える上での最重要課題は、当たり前の「大量生産・大量消費・大量廃棄」という生活から、資源を大切にし、ゴミの減量化を図り、資源の再利用、そして質素な中での質の向上を目指した「持続可能な循環型社会」への取組みを目指さなければならないということです。そのためには、学校・地域社会・企業・家庭が日頃の生活や仕事の中で今の環境問題を理解し、原因を追究し、自分達の生活のあり方や仕事のあり方を振り返り、その結果に基づいて自分自身の価値観、企業における価値観・社会経済のあり方と結びつけた上で、「持続可能な社会」へ向けて行動できる人材を育成することが大切なのです。
 「持続可能な社会」とは、私たち青年会議所運動とも深い関わりをもっています。つまり、環境問題・社会経済・地域社会という三角形のバランスがとれた社会を「持続可能な社会」と言うことができ、前述の「循環型社会」に併せ、経済が安定した「社会経済」、また人が安心して健康で生活を営める社会であり、次世代への思いやりを持ち、心豊かに過ごせる「地域社会」であること、それはまさしく青年会議所が目指す「明るい豊かな社会」創りへ結びつくものなのです。

 私たちが青年会議所の会員として在籍できるのは、20歳〜40歳の人生の中のわずか20年です。入会年齢が遅ければ遅いほど時間はなくなっていきます。その限られた時間の中で、自分が地域に貢献できること、地元経済に貢献できることを考え行動していかなければならないのです。
 (社)日本青年会議所の2000年代運動指針の【地球ビジョン】「かけがえのない地球社会の創造」の中に【私たちは、この地球を「かけがえのない」いとおしいものと認識することから始めなければなりません。私たちには、次世代を担う子どもたちに、このかけがえのない地球を引き継いでいく義務があるのです】とあるように、子供たちが心豊かに暮らせる街を後世に残していくために、(社)白石青年会議所が創立当時から培ったネットワークを最大限に活かし、新たなるまちづくりへ、新たなる地域づくりへの一歩を踏み出せるよう、努力したいと思います。そのためには、テリトリーである1市2町(白石市・蔵王町・七ヶ宿町)での大幅な会員拡大を行い、今以上のネットワークを構築し、地域住民と、行政と、他団体との連携を図り、その中で私たち(社)白石青年会議所が手本となるべき行動を示すことが最も大切なことだと思うのです。
 そして、「今」という限られた時間の中で、自分に何ができるのかを考え、率先して行動できるような2005年でありたいと思います。
 最後に、(社)白石青年会議所の初の女性理事長という大任を賜り大変光栄に思うと同時に不安で一杯ですが、友情厚きメンバ−と共に歩んでいこうと決意も新たに思っていますので、1年間どうぞ宜しくお願いいたします。

=基本方針=
・ひとづくり・まちづくり事業を通しての地域の活性化
・地域をリードする若手経済人としての自己修練
・やる気と希望が創り出す、活力あるJC運動の推進

=事業計画=
1)人の輪を広げる会員拡大とメンバー間の交流事業の実施
2)会員のスキルアップの向上のための事業の実施
3)参加することが楽しみになる魅力ある例会の開催
4)他団体及び他LOMとの交流の促進
5)青年会議所運動の周知
6)未来に夢を持てる青少年の育成事業