《感想》
講師の仙台地方検察庁 総務部長 中田和範検事、企画調査課広報担当 菊田茂利さま、ご多忙の中、快く講師依頼を引き受けていただき、ありがとうございました。
今回の例会には、現役会員以外にも、賛助会員の菅野OB、吉見OB、茂泉OB、阿子島OBの御出席をいただきました。また、みやぎブロックから和田会長、菊地事務局長、さくらJC木村理事長、大槻LOM支援委員会委員長をはじめ多くのみなさまの出席をいただきました。
みなさま、ありがとうございました。
平成21年までに裁判員制度がはじまります。今後、報道、各種機関をとおして、裁判員制度の広報活動が活発に行われることが予想されます。そこで今回の例会においては、経営者であるJC会員向けの勉強会を開催し、従業員より一足先に、裁判員制度を勉強しようというのが、本例会の目的でありました。
勉強会は法務省制作のビデオによる研修、次に中田検事より裁判員制度の概要説明をいただき、最後に質疑応答と会は進行しました。多くの質問がでたことからも、この制度に対する関心の高さがうかがえました。またビデオ、検事解説から裁判員制度の概要は理解できたと思います。最後に私が感じた裁判員制度に関する感想をチョットだけ書きます。
司法の素人である我々が「何を期待され裁判員に任命されるのか?」今回の勉強会から判断すると「私たちが持ち合わせている常識を土台とした私見を評議の場で述べる」ことではないかと思う。しかしながら、私見(自分の考え)を持つことは容易なことではありません。TV報道による興味本位の偏った情報に左右されることはないだろうか?被告人の親族の情状酌量を求める涙の訴えを目にした時、客観的な判断がくだせるだろうか?
いかなる状況でも冷静に判断する力が求められることになります。まさにこの力こそ今後の日本の裁判員制度の発展につながる大事なポイントだと感じました
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