6. 空を見上げた

泥の中に生まれたら 地上に出ることを考えるだろう
闇の中に生まれたら 必死に灯りを探すだろう

朝日はいつも眩しくて 夜のお月さまはとてもきれい
誰もがそれを日常と呼んで 誰もがその下で生きているらしい

物心つく前から 執拗に痛みを覚えた人
年をとっても変わらずに 見下すことしかできない人
色んな生き方があるんだね 少し僕は考えてしまった

神様がどこにいるって? ほらじゃあちゃんとこの星を照らしてよ
都合良いことばかり他人のせいにして
キレイ事を映すための鏡があるんだ
逃げなくたって本当は分かってる 人は 弱い
だから ささやかな絆が見えるんじゃないか
そこに 祈りなんていらないじゃないか

始まってから終わりまで おなかを満たせなかった人
ほしかったオモチャを買うように 弱い命奪ってしまう人
色んな事情があるんだね 少し僕は考えてしまった

置き去りにされているって? それじゃあちゃんと後を見てみなよ
足跡なんてどこにもないじゃないか 君は君を置き去りにしたんだ
そこにいたって同じだろう 人は 寂しい
だから何気ない優しさに気付くんじゃないか
つないだ手は あったかいじゃないか

ニ足歩行の生き物が 鳥になりたいって思うことに
理由なんているのかなぁ
空は今日も 吸い寄せられるように 青い
手がとどかないくらい 遠い