5.「ダンス」

広い部屋の隙間に腰を据えて指で遊ぶ
今日も晴れ渡る青空

揺れる影が少しずつ覆っていく
チッポケな存在なんて2秒で見えなくなる

僕はいつもその黒の中で優雅なダンスを振舞う

見えるものはほとんどニセモノだった
影の中で真実を見た気がした

いくら叫んでもダンスをしても外の世界にはとどかず
それをいいことにはしゃいでる僕は 笑顔でひたすらに踊る

日常は素晴らしい モノクロームでつづっていく記憶
色づく未来 セピアに美化されてく過去そして今
嘘でもいい ゆとりが無い
色づいた花々を咲かせたい

知っていることまだ知らないこと 影に垣間見える真実
笑えるようで憂鬱のような妙な気分は空回る

生きている世界がある当然のような奇跡
出し惜しみ無く思想の欠片散りばめたい
ニセモノの中僕は生きる
咲きわたる花々に埋もれて

生活を支配する過去と未来 考えすぎはもうやめた
結局僕は 『今』という名前のダンスを踊り続けよう