5.「DREAM OF RUNNING」

「夢をみた…」
ふと空を見上げたら 大きな穴が僕を飲み込もうとしていて
吹き出しそうになりながら 僕は走り出す
気付けば誰もが全力疾走 何故だかみんな楽しそう
きっとみんなあの穴に飲まれてしまうのに 輝いてる…

この世界中の隙間を 全部埋め尽くしたけれど
僕の欲はまだ満たされないらしい
だからまた走ろうか 足がなくなっても

何も持たずに飛び出す 僕らの最後の旅のような
雲をつかもうとして 手をのばしたら 羽がはえてくるような
そんな気持ちのまま そんな僕等のまま
そのままで…

我にかえって 周りを見渡して 何もないことに気付いて
人も鳥もビルもあの子も消えていて…
少し微笑んで
小さな種を一つ 植えた