朝2時半、人の気配で目覚める。夜勤明けの嫁さんが隣の部屋でドラマのビデオを見ている。
布団から這い出して傍にいき、見るともなく画面を眺める。
「明日朝、渓流行ってきていい?6時半には帰るから。」 「いいよ。時間厳守ね。」契約成立。
再び布団に戻ってどの川のどのポイントに入るか作戦を練る。何しろ時間は1時間だけ。解禁とあって人も多いだろう。朝イチで一ヶ所で勝負するしかない。結局眠れず3時には家を出て六郷の湯田沢川に向かう。ここは意外に放流量が多く解禁に強い。
川っぷちで夜明けを待った。
ラジオ深夜便が終わると同時に車を出る。東の空が白むと共にかなり冷え込んできた。
ウルトラライトスピニングタックルにリールはちょっと大き目のツインパワー2000、ラインはナイロン4lb。ルアーは「やっぱり」のパニッシュヤマメカラー6センチフローティングを選んだ。
ここは堰堤が50m毎にあるので、その下のタルミを狙う。そろそろ釣り師の車が現れだした。
3ヶ所目の堰堤の魚道脇で小さなライズを見つける。素早く、静かにキャスト。ゆっくりリーリングにトィッチを入れる。2度、3度、4度・・・。
「ツンッ」という鋭い当たり。水中で魚が回転している。慎重に寄せたのは6寸サイズのきれいなヤマメ。意外にサビもない魚体だ。
写真を撮りリリース。水温は7℃。
釣れて良かった・・・。さ、家さ帰って、仕事だ!!
REPORT
3月21日(木)春分の日
六郷町 湯田沢川 レポート